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『緑の天啓――SMON研究の思い出』

井上 尚英 20111126 海鳥社,160p.

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■井上 尚英 20111126 『緑の天啓――SMON研究の思い出』,海鳥社,160p. ISBN-10: 4874158374 ISBN-13: 978-4874158371 1500+ [amazon][kinokuniya] ※ d07smon. n02h.

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内容(「BOOK」データベースより)
薬害SMON、その撲滅に挑んだ研究者たち。高度成長期、突如として大量に発生した原因不明の奇病。重篤な患者の症状と格闘しながら、さまざまな分野の研究者が立ち上がった。総力を挙げて原因を究明し、終息に至るまでの5年間の闘いの軌跡を描く。医学生必読の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井上/尚英
昭和39年九州大学医学部卒。現在、九州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

奇病発生
SMONはいつごろから発生し始めたか?/SMONについての学会の動向/勝立病をめぐって/勝立病研究の取り組み/むらぎも会との連携/福岡市での疫学調査/黒岩義五郎先生と「神経内科」/黒岩義五郎教授と疫学とSMON
病像確立
新しい疾患単位としてのSMON/SMONの腹部症状/SMONの神経症状/SMONの診断と鑑別診断/SMONは感染によるのか
原因判明
緑の窓口/緑毛舌、緑便そして緑尿、そして緑食物質の解明/SMONの発生とキノホルム剤服用とは関連がある/九大もキノホルム説/SMONにみられるイレウス様症状とキノホルムとの関連/SMONと実験的キノホルム中毒の病理/キノホルムの吸収、代謝、分布
完全終息
キノホルム原因説に対する厚生省の動き/キノホルムの神話をめぐって/薬害としてのSMON/豊倉康夫先生のSMONにかけた思い
おわりに

■言及

◆立岩真也 2014- 「身体の現代のために」,『現代思想』 文献表


UP: 20160105 REV:
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