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『ホームホスピス「かあさんの家」のつくり方――ひとり暮らしから、とも暮らしへ』

市原 美穂 20111101 木星舎,126p.

last update:20120418

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■市原 美穂 20111101 『ホームホスピス「かあさんの家」のつくり方――ひとり暮らしから、とも暮らしへ』,木星舎,126p.  ISBN-10: 4901483471 ISBN-13: 978-4901483476 \1400+税  [amazon][kinokuniya]

■内容

もう一つのホームホスピス、新しいケアのかたち。宮崎市内の空家を借りてはじめたホームホスピス「かあさんの家」。そこに、 がんや認知症をかかえて行き場を探していた人、一人暮しが不安なお年寄りが、5、6人でともに暮しています。その日常生活を見守り、最期の時までケアします。 老いや病いや死を、生活の場に取り戻し、コミュニティの中で穏やかに抱えることができれば、社会はもっと豊かになる…「かあさんの家」からの提案です。

■著者略歴

1947年宮崎県生まれ。1969年熊本県立熊本女子大学卒業。1987年夫が宮崎市に内科の無床診療所「いちはら医院」を開業したのをきっかけに、 事務長兼裏方として医療現場に携わって現在に至る。1996年米国オレゴン州ポートランド市及びカリフォルニア州サンタバーバラ市に在宅ホスピス事情視察研修。 1998年「ホームホスピス宮崎」設立に参画。2002年「特定非営利活動法人ホームホスピス宮崎」理事長に就任。2004年「かあさんの家 曽師」を開設。現在、 市内4カ所にある「かあさんの家」の管理者をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

静かな朝

ホームホスピス「かあさんの家」をつくったわけ
ホームホスピス宮崎の活動
ホームホスピス宮崎の発足/ホームホスピス宮崎(HHM)の現在/ホームホスピス「かあさんの家」の開設まで
ホームホスピス宮崎の理念

ホームホスピス「かあさんの家」のかたち
公的サービスの外付け利用
個別の医療・介護サービスの保障/透明性の確保/入居対象者
医療的ケアの提供
家族に代わって行う医療的ケアの支援/日常的な配慮
「最期の場所」の提供
老いの坂道の伴走/「最期の場所」の提供
受け皿としての役割
民家であるということ
生活のにおい/「かあさんの家」の見取り図
公的支援サービスを補完する
フォーマルとインフォーマルサービス/介護スタッフの役割/二・五人称の立場
老いの家族のかたち
五人という家族の構成数/「一人暮らし」から「とも暮らし」へ

「看取り」の文化を取り戻す
家族の看取りの補完
看取りの場の提供/家族の看取りを支える
地域社会(コミュニティ)で看取りの補完
生と死が見えなくなった/地域社会(コミュニティ)に開かれた「家」/地域社会の理解を得る難しさ/もう一人の住人

「かあさんの家」の看取り
「かあさんの家の看取り」の実際
看取った人数と病名/入居の理由と期間/Zさんのこと/退去理由と経過
家族の思いを汲み取る
笑顔を取り戻して/カンファレンス・家族の期待

「かあさんの家」の運営
運営を支えるもの
収益事業であること/収入と支出
NPO(特定非営利活動)法人としての役割
ケアサロン恒久/NPO法人としての事業/寄付(ドネーション)、チャリティの文化/マギーズ/死を受けとめる地域を取り戻すために

ホームホスピス「かあさんの家」の仲間
ホームホスピス「かあさんの家」の仲間たち

ホームホスピス「神戸なごみの家」…兵庫県神戸市
坂の上の家
一人の時間を大切にして、みんなでともに暮らす家
看護理念の反映
松本さんのこだわり/入居者の変化を見逃さない
「神戸なごみの家」のかたち
看護職と介護スタッフ/「神戸なごみの家」の運営/「なごみの家」の看取り・家族の看取りの補完
スタンダード版をつくる

ホームホスピス「愛逢の家」…兵庫県尼崎市
くらしの助け合いの会「愛逢くらぶ」
コミュニティ活動の結実/兼行さんの思い
「愛逢の家」ができるまで
家探し/コミュニティの理解を得るための活動
「愛逢の家」のかたち
「愛逢の家」の人たち/利用料金と外付けサービス
看取りの文化の継承を目指して

ホームホスピス「われもこう」…熊本県熊本市
「のさり」の文化
家族と集落の受け入れ
最初の住人…木下先生との出会い
「われもこう」のかたち
初期費用、スタッフの配置など/外付けサービスの利用と運営費用
「われもこう」の住人
神経難病患者とその家族/「われもこう」での看取り/離れをつくる

ホームホスピス「たんがくの家」…福岡県久留米市
ホームホスピス「たんがくの家」が出来るまで
「たんがく」って/古民家/コミュニティの受け入れ
「生きる」を大切に
「たんがくの家」のかたち
スタッフの体制と利用料金/「たんがくの家」での看取り
地域に開かれた「たんがくの家」
パソコン教室/地域医療の展開

■引用

■書評・紹介

永山 悦子 20120221 「老いの伴走者」<発信箱>『毎日新聞』

■言及



*作成:北村 健太郎
UP: 20120418 REV:
老い  ◇ターミナル・ケア,ホスピス  ◇  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
 
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