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『神聖なる海獣――なぜ鯨が西洋で特別扱いされるのか』

河島 基弘 20110915 ナカニシヤ出版,288p.

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last update: 20220725

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■河島 基弘 20110915 『神聖なる海獣――なぜ鯨が西洋で特別扱いされるのか』,ナカニシヤ出版,288p. ISBN-10:4779505577 ISBN-13:978-4779505577 [amazon][kinokuniya]


西洋において鯨はいかにして特別な動物となったのか? 誰が何の目的で鯨を神聖視し特別扱いしたのか、メディアはどのように表象しどれほどの影響を与えたか。多角的な分析で欧米人の鯨観の謎に迫り、その恣意性を暴く。

内容(「BOOK」データベースより)
欧米人の鯨観の謎に迫り、その恣意性を暴く。誰が何の目的で鯨を神聖視し特別扱いし、メディアがどのように表象してきたか―その過程を徹底的に解き明かす。

著者について
河島基弘(かわしま・もとひろ)  1965年 静岡県に生まれる。  1988年 早稲田大学政治経済学部卒業。  1988年 時事通信社入社。(記者職)  1998年 時事通信社退職。  1998年 エセックス大学社会学部修士課程修了。  1999年 ロンドン大学経済政治学院(LSE)社会人類学部修士課程修了。  2004年 エセックス大学社会学部博士課程修了。(PhD in Sociology)  現 在 群馬大学専任講師。(専攻/文化社会学)。  著 書 『イメージの中の日本』〔共著〕(慶應義塾大学出版会,2008年),『メディア・ナショナリズムのゆくえ』〔共著〕(朝日選書,2006年),「反捕鯨と文化帝国主義」(『比較文化研究』No.93,2010年),他。

■書評・紹介・言及

◆立岩 真也 2022/12/20 『人命の特別を言わず/言う』,筑摩書房
◆立岩 真也 2022/12/25- 『人命の特別を言わず/言う 補註』Kyoto Books

 第2章★14 「捕鯨に対する国際的な期制や捕鯨に抗議する直接行動があったこともあり、鯨やイルカを捕ること食べることやその批判者たちについての書き物はとてもたくさんある。いくつかだけあげる。『ルポ・鯨の海』(小松錬平[1973])、『鯨と捕鯨の文化史』(森田勝昭[1994])、『クジラとヒトの民族誌』(秋道智弥[1994])、『クジラは海の資源か神獣か』(石川創[2011])、『神聖なる海獣――なぜ鯨が西洋で特別扱いされるのか』(河島基弘[2011])。『快楽としての動物保護――『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ』(信岡朝子[2020])の第3章が「快楽としての動物保護――イルカをめぐる現代的神話」。」


*作成:立岩 真也 
UP: 20220802 REV:20230102
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