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『「東北」再生』

赤坂 憲雄・小熊 英二・山内 明美 20110715 イースト・プレス,141p.

last update:20130825

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赤坂 憲雄小熊 英二・山内 明美 20110715 『「東北」再生』イースト・プレス,141p.  ISBN-10: 4781606539 ISBN-13: 978-4781606538 \1000+税  [amazon][kinokuniya]

■略歴

赤坂 憲雄
1953年東京都生まれ。専攻は民俗学・日本思想史。学習院大学教授。福島県立博物館館長。1999年『東北学』を創刊。2011年4月、東日本大震災復興構想会議委員就任。 5月、福島県復興ビジョン検討委員会委員就任。6月、南相馬市の復興ビジョン会議委員就任。著書に、『岡本太郎の見た日本』(ドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、 岩波書店)ほか多数。

小熊 英二
1962年東京都生まれ。東京大学農学部卒業。出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。慶應大学総合政策学部教授。 著書に『単一民族神話の起源―“日本人”の自画像の系譜』(サントリー学芸賞)『“民主”と“愛国”―戦後日本のナショナリズムと公共性』 (日本社会学会奨励賞、毎日出版文化賞、大佛次郎論壇賞)『1968』(角川財団学芸賞、いずれも新曜社)ほか。

山内 明美
1976年宮城県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。現在、一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在学中。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

まえがきのように 赤坂 憲雄

I
鼎談

赤坂 憲雄 + 小熊 英二 + 山内 明美
第一部 幻想のラインを撤廃せよ
沈黙ではない/東北はまだ植民地だった/日本人は少しずつ狂っていた/三つの論点/震災が起きても変わらない知識人/現場での濃淡/反原発デモの多様性/復興会議は「原発抜き」/音がしない風景/同心円の幻想/不安の可視化/つぎはぎの暫定措置/矛盾した基準/復興へかじを切る/放射能汚染と一次産業

第二部 分断された日本と再生への道すじ
世界都市への一極集中/失敗した「国土の均衡ある発展」/産業から「リゾート」に/「都市にとって必要」な国土づくり/公共事業はもう来ない/日本全体への影響/自由民主主義国家初の事態/高度成長期の負の遺産/地方従属がむき出しに/「慰安婦」の安否/取り残されてきた土地/妄想でもいいから希望を/はじまりの場としての福島/原発へのあいまいな態度/震災の記憶と鎮魂/発想の転換から復興の構想を/原発は斜陽産業/意識はあっさり変わる/学問と社会的構想力/「3・11世代」よ被災地へ/覚悟を決めて語る

第三部 質疑応答 どんな「生のあり方」が可能なのか
「成熟」したと思いたい/「がんばれ沖縄」?/とどまり続ける論理と責任/離農という選択/人口減社会に描く未来像/「現場の声」と「よそ者」の思考/時代遅れのものをシフトする/最後に

II
論考

最後の場所(ケガツ)からの思想 山内 明美
歴史の裂け目/血を流す海/最後の場所(ケガツ)/あとくされ原発/「ほんたうの土」「ほんたうの海」

近代日本を超える構想力 小熊 英二
食料と労働力の供給地/東北と原発/産業構造の転換と復興/戦争の時代からの脱却

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:北村 健太郎
UP: 20130825 REV:
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