『ドキュメント・東日本大震災 「脇役」たちがつないだ震災医療』
辰濃 哲郎 ・ 医薬経済編集部 20110630 医薬経済社,222p.
last update:20131204
■辰濃 哲郎 ・ 医薬経済編集部 20110630 『ドキュメント・東日本大震災 「脇役」たちがつないだ震災医療』,医薬経済社,262p. ISBN-10:490296838X ISBN-13:978-4902968385 \1500+tax [amazon]/[kinokuniya] ※
医薬経済社のHP http://shop.risfax.co.jp/products/detail.php?product_id=86
■内容紹介
(医薬経済社のHPより)
「俺たちがやらなくて、誰がやるんだ」
医療をささえる「脇役」たちがいる。彼らもまた被災者だ。だからこそ助け合える。
医療人として、極限の中で守ったものは何か。
医療をつないだヒューマン・ドキュメント。
■目次
はじめに
まえがき
1.三重苦との闘い-裏方の気概
気仙沼市立病院
ナースの機転
「重油を抜き取れ!」
深夜の会議
3食へのこだわり
命つないだ600キロのコメ
学校守った避難ナース
涙の卒業式
反骨の薬剤師
父を乗り越えるために
プレジャーボートで
ロウソク屋敷
2.薬を届けろ!-卸の本懐
名取物流センター
「とりあえず、生きてます」
急造の蛍光灯
「病院に張り付け!」
「満タンのガソリンを!」
「医薬品不足」と言われて
初めての涙
社長のおにぎり
「継続」指示に、感謝
家を流されても
3.被災と医療の狭間で-天使の苦悩
本吉病院の悲劇
「あ、お化けがいる」
「病院に行かないで」
そして医者がいなくなった
見えない恐怖
「もう仕事はできません」
事務長の決意
娘と孫が車で・・・
川のほとり
4.職責を乗り越えて-薬剤師の新たな一歩
「釜石方式」
9分の5の意味
「やはり、処方せんだ」
一手に引き受けて
アマリールとアルマール
「まずトイレ掃除からだ!」
勇気を振り絞って
一畳のスペース
5.教訓を生かして-後方支援の課題
OTC薬海上輸送プロジェクト
富山方式の救急箱
20人が180人に
お買い物屋さん
それぞれの3・11
日本看護協会 井伊久美子常任理事
メディセオ 渡辺秀一代表取締役社長
日本薬剤師会 児玉孝会長
厚生労働省医政局経済課 日下田敏彦首席流通指導官
日本調剤 河野慎一専務取締役
日本ジェネリック医薬品学会 村田正弘理事
日本ジェネリック製薬協会 長野健一理事長
全国腎臓病協議会 吉村規男副会長
日本チェーンドラッグストア協会 宗像守事務総長
6.問われた震災医療-実は綱渡り
通信手椴の確保
衛星電話の効果
臨時物流センターを
薬剤師の真価
7.「記者失格」の9000キロ
無機的な映像
ガソリン補給は県外へ
復興への息吹
神はいるのか
具なしのラーメン
被災地を走るランナー
付録
各社の衛星電話の特徴
震災をめぐる主な出来事
参考文献
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及