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『障害を問い直す』

松井 彰彦・川島 聡・長瀬 修 編 20110623 東洋経済新報社,332p.
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last update:20111221

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■松井 彰彦・川島 聡長瀬 修 編 20110623 『障害を問い直す』,東洋経済新報社,332p. ISBN-10:4492314121 ISBN-13:978-4492314128 \3780 [amazon][kinokuniya] ※ ds w0105 dr01

■内容

内容紹介
どうしたら「障害者」を社会に適応させられるか、ではなく、どうしたら社会を「障害者」に合わせて作れるかを考える、というところからスタートした学際研究の 成果の第一弾。法学、社会学、教育学、経済学、障害学などの異分野の研究者たちが改めて「障害」とは何かを考える。

著者について
松井彰彦(まつい あきひこ)
東京大学大学院経済学研究科教授。東京大学経済学部卒業。ノースウェスタン大学M.E.D.S.にて
Ph.D.(Managerial economics and decision sciences)取得。
ペンシルバニア大学経済学部助教授、筑波大学社会工学系助教授を経て現職。
主な研究分野は理論経済学、ゲーム理論、障害と経済の理論。著書に『高校生からのゲーム理論』
(ちくまプリマー新書、2010年)、『向こう岸の市場(アゴラ)』(勁草書房、2007年)、 『市場(スーク)の中の女の子(PHP研究所、2004年)』、『慣習と規範の経済学』 (東洋経済新報社、2002年、第46回日経・経済図書文化賞受賞)など。
エコノメトリック・ソサエティ、フェロー(終身特別会員)、理事。「ゲーム理論の観点から 社会現象全体を解釈しようとする研究」により、学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。 国際的な業績を挙げた45歳未満の経済学者に贈られる日本経済学会中原賞受賞。

川島 聡(かわしま さとし)
東京大学大学院経済学研究科特任研究員。新潟大学大学院現代社会文化研究科修了。
博士(法学)。内閣府障がい者制度改革推進会議・差別禁止部会構成員。
ハーバード・ロースクール客員研究員。主な研究分野は国際人権法、ディスアビリティ法。
著書に『障害者の権利条約と日本─概要と展望』(共編著、生活書院、2008年)、 『概説 障害者権利条約』(共編著、法律文化社、2010年)など。

長瀬 修(ながせ おさむ)
東京大学大学院経済学研究科特任准教授。上智大学外国語学部卒業。
Institute of Social Studies(オランダ)にて修士号取得。青年海外協力隊(ケニア)、 八代英太参議院議員秘書、国連職員(オーストリア、米国)、 東京大学先端科学技術研究センター特任助教授等を経て現職。
インクルージョン・インターナショナル(国際育成会連盟)理事、 内閣府障がい者制度改革推進会議構成員。主な研究分野は障害学。
著書に『障害学への招待』(共編著、明石書店、1999年)、『障害者の権利条約と日本』 (共編著、生活書院、2008年)など。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松井 彰彦
東京大学大学院経済学研究科教授。東京大学経済学部卒業。ノースウェスタン大学M.E.D.S.にてPh.D.(Managerial economics and decision sciences)取得。ペンシルバニア大学経済学部助教授、筑波大学社会工学系助教授を経て現職。主な研究分野は理論経済学、ゲーム理論、障害と経済の 理論。著書に『慣習と規範の経済学』(東洋経済新報社、2002年、第46回日経・経済図書文化賞受賞)など。エコノメトリック・ソサエティ、フェロー (終身特別会員)、理事

川島 聡
東京大学大学院経済学研究科特任研究員。新潟大学大学院現代社会文化研究科修了。博士(法学)。内閣府障がい者制度改革推進会議・差別禁止部会構成員。ハーバード・ロースクール客員研究員。主な研究分野は国際人権法、ディスアビリティ法

長瀬 修
東京大学大学院経済学研究科特任准教授。上智大学外国語学部卒業。Institute of Social Studies(オランダ)にて修士号取得。青年海外協力隊(ケニア)、八代英太参議院議員秘書、国連職員(オーストリア、米国)、東京大学先端科学技術 研究センター特任助教授等を経て現職。インクルージョン・インターナショナル(国際育成会連盟)理事、内閣府障がい者制度改革推進会議構成員。主な研究分 野は障害学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

はしがき

序章 社会の中の障害者――なぜ、「障害」を問い直さなければならないのか?
 1 社会現象としての障害
 2 障害者の区分けと制度の隙間
 3 経済学と障害学
 4 障害のマイノリティ・モデルとゲーム理論
 5 「障害」を問い直す

第1章 顔の異形(いけい)は「障害」である――障害差別禁止法の制定に向けて
 1 「異形」を理由にした差別
 2 障害差別禁止法と「障害の社会モデル」
 3 アメリカとイギリスの障害差別禁止法
 4 「障害者」という名付けにともなう問題
 5 日本での差別禁止法制定に向けて

第2章 障害女性の貧困から見えるもの 臼井久実子・瀬山紀子
 1 障害がある女性の貧困を課題化するということ
 2 障害がある女性のおかれている位置
 3 障害者と女性は「経済的困難」をどのように課題化してきたのか
 4 女性が安心して暮らせる社会を展望するために

第3章 きょうだい――文化と障害
 1 車の両輪という関係――発達障害者ときょうだい
 2 文化的に障害を考える
 3 障害とは――意味空間
 4 親ときょうだいとの温度差
 5 文化的参加者としてのきょうだい
 6 きょうだいは、親になってはいけない……けれど
 7 それぞれの車を走らせるために

第4章 障害者制度改革の取組み――日本の障害者制度の課題
 1 日本の制度の課題の一端
 2 障害者制度改革の枠組み
 3 制度の谷間の「障害者」
 4 障害者差別禁止法の課題
 5 制度改革の課題

第5章 「ふつう」の人の国の障害者就労
 1 就労格差
 2 「ふつう」の人の国、日本
 3 福祉資本主義と烙印
 4 知的障害と烙印
 5 烙印と「障害者」の狭さ
 6 烙印の生成――帰納論的ゲーム理論
 7 烙印の解消と就労
 8 「ふつう」の範囲

第6章 知的障害の歴史――イギリスと日本の事例
 1 過去からの問いかけ
 2 指標としての「経済的自立」と知的障害者(児)の選別
 3 知的障害者(児)が「経済的自立」をするための諸方策とその含意
 4 今日の知的障害者(児)をめぐる取組みと歴史的教訓

第7章 障害者は「完全な市民」になりえるか?
 1 「二級市民」としての障害者
 2 「完全な市民」と互恵性の磁場
 3 シティズンシップのエコノミーと障害者の位置
 4 「二級市民」からの脱却の可能性
 5 メインストリーミングという課題

第8章 ディスアビリティ経験と公/私の区分
 1 ディスアビリティ概念をめぐるトラブル――フィンケルシュタインは何に怒っているのか?
 2 「第一世代」の何が問題だったのか?――公/私の区分をめぐる問題
 3 公と私の狭間?――ディスアビリティの心理的・情緒的局面
 4 公/私の定式化を捉え直す

第9章 差別禁止法における障害の定義――なぜ社会モデルに基づくべきか
 1 障害の定義に社会モデル?
 2 英国社会モデルの意義
 3 英国社会モデルの難点
 4 米国社会モデルの意義
 5 二つの用語法
 6 再び冒頭の問い

第10章 障害等級を定めることの困難性
 1 平等な社会保障と障害等級制度
 2 集計の困難性――アローの不可能性定理
 3 どこで等級を分けるか――視力による視覚障害等級分類
 4 補償と責任――ドゥオーキンの規範論的アプローチ

第11章 「障害を定義する」ということ
 1 「障害を定義する」とはどのような行為か?
 2 概念の緩さ
 3 障害に気付くこと/気付かないこと
 4 再帰的な概念としての「障害」
 5 〈障害者〉の外へ

終章 盲ろう者と障害学
 1 チャールズ・ディケンズと盲ろう者
 2 盲ろう者が経験する困難
 3 障害をもって考えたこと
 4 障害学との出会い
 5 「文化」と「能力」の統合=「想像的コミュニケーション」という戦略
 6 コミュニケーションと私にとっての障害学

人名索引
事項索引
執筆者紹介

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20110716 REV:1221
障害学(Disability Studies) ◇障害者と労働 ◇Dworkin, Ronald身体×世界:関連書籍 2010-  ◇BOOK
 
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