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『都市を生きぬくための狡知――タンザニアの零細商人マチンガの民族誌』
小川 さやか
20110228 世界思想社,386+xip.
韓国語頁
last update: 20140612
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小川 さやか
20110228 『都市を生きぬくための狡知――タンザニアの零細商人マチンガの民族誌』,世界思想社,386+xip. ISBN-10: 4790715132 ISBN-13: 978-4-7907-1513-9 \5200
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※ i/2
■内容
・「BOOK」データベースより
嘘や騙しをふくむ熾烈な駆け引きを展開するマチンガ。彼らのアナーキーな仲間関係や商売はどのように成りたっているのか。みずから古着を売り歩き、500人以上の常連客をもった著者が、ストリートで培われる狡知(ウジャンジャ)に着目して解き明かす。
・同書の帯より
騙し、騙され、助けあう!
嘘や騙しをふくむ熾烈な駆け引きを展開するマチンガ。
彼らのアナーキーな仲間関係や商売はどのように成りたっているのか。
みずから古着を売り歩き、500人以上の常連客を持った著者が、
ストリートで培われる狡知(ウジャンジャ)に着目して解き明かす!!
■目次
はじめに vii
序 論 序 章 マチンガと都市を生きぬくための狡知 1
一 マチンガとは誰か 3
二 賭けとウジャンジャ 12
三 本書の目的 19
四 本書の構成 22
第一章 ムワンザ市の古着商人と調査方法 27
一 ビクトリア湖岸の中心都市ムワンザ 27
二 ムワンザ市の古着商人 32
三 調査方法 41
第二章 マチンガの商世界――流動性・多様性・匿名性 48
一 めまぐるしい零細商売の世界 49
二 思慮深き機会主義 56
三 都市の仲間関係 68
第T部 騙しあい助けあう狡知 マチンガの商慣行を支える実践論理と共同性
第三章 都市を航海する――商慣行を支える実践論理と共同性 79
一 マリ・カウリ取引の概要 80
二 マリ・カウリ取引における信用の不履行 87
三 マリ・カウリ取引をめぐる社会ネットワーク 94
四 ウジャンジャと共同性 107
五 マリ・カウリ取引を支えるウジャンジャ 122
第四章 ウジャンジャ―都市を生きぬくための狡知 127
一 ストリートの教育とウジャンジャ 127
二 即興的な演技 133
三 ウジャンジャな商売戦術 139
四 棲み分けと協力関係におけるウジャンジャの個人性 147
第五章 仲間のあいだで稼ぐ――狡知に対する信頼と親密性の操作 156
一 「リジキ」を判断する 156
二 ウジャンジャな交渉術の条件と論理 163
三 中間卸売商と小売商の交渉で駆使されるウジャンジャ 172
四 ウジャンジャへの信頼と親密性 180
第U部 活路をひらく狡知 マチンガの商慣行と共同性の歴史的変容
第六章 「ネズミの道」から「連携の道」へ――古着流通の歴史とマチンガの誕生 191
一 経済危機下での密輸交易とブラックマーケットの勃興 192
二 経済自由化と競売取引の展開 201
三 古着商売の行き詰まりとゆるやかなグループ化 211
四 古着のグレード分けとマリ・カウリ取引の創出 220 第七章 商慣行の変化に見る自律性と対等性 225
一 古着商売の危機とマリ・カウリ取引の行き詰まり 226
二 「群れあうけど、なれあわない」 238
三 自律性と対等性 249
第V部 空間を織りなす狡知 路上空間をめぐるマチンガの実践
第八章 弾圧と暴動――市場へ移動する条件 255
一 マチンガに対する弾圧と排斥の歴史 257
二 ムワンザ市における暴動後の展開 264
三 公設市場への移動を拒否する理由 268
四 公設市場への移動の条件 274
第九章 「あいだ」で生きる――路上という舞台 279
一 「蠅」と「蜜蜂」のあいだで 279
二 「詐欺師」と「情け深い人」のあいだで 295
三 「共感」と「共存」のあいだで 301
四 「天敵」と「共犯者」のあいだで 305
結 論 終 章 ウジャンジャ・エコノミー 312
一 マチンガの実践とウジャンジャ 313
二 ウジャンジャ・エコノミー 323
注 336
あとがき 359
参照文献 380
索引 386
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
小門 穂
UP: 20130514 REV:20140612
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