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『万人のための点字力入門――さわる文字から、さわる文化へ』

広瀬 浩二郎 20100920 生活書院,209p.

last update:20101028

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■広瀬 浩二郎 20100920 『万人のための点字力入門――さわる文字から、さわる文化へ』,生活書院,209p. ISBN-10:490369061X ISBN-13:9784903690612 \2200 [amazon][kinokuniya]

■内容


内容(「BOOK」データベースより)
わずか6個の点の組み合わせで日本語の仮名はもちろん、数字、アルファベット、さらには音符まで表せる点字。ルイ・ブライユ生誕200年を記念し、“点字力”の広さと深さを万人に伝える入門書。点で創る新たな宇宙、点が拓く多様な生き方。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
広瀬 浩二郎
1967年生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、障害者文化論。01年より国立民族学博物館に勤務。近年は「触文化」「フリーバリア」などをキーワードとしつつ、“さわる”ことをテーマとする講演、ワークショップを各地で行っている。現在、国立民族学博物館・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次


はじめに‐"点字力"の沃野

第1部 ルイ・ブライユ‐生誕200年の意味
 第1章 ブライユが拓いた触覚の宇宙‐22世紀につながる点字の未来を展望する
 第2章 点字考案者の生涯
 第3章 切手が伝える視覚障害‐ルイ・ブライユの切手を中心に
 コラム1 点字の成立・発展史(年表)
第2部 点字が視覚障害者にもたらしたもの
 第4章 米国における点字の歴史と今日的課題
 第5章 コンピュータによる点字表現への挑戦‐携帯での六点漢字8進数入力と体表点字出力
 コラム2 どうしても書きたい!失明前のあの文字を‐六点漢字体系から最初の日本語ワープロ開発とその普及
 第6章 アシスティブテクノロジーによる「読む点字」と「聞く点字」の可能性
 コラム3 ヘレンケラーホンで電話‐携帯のカメラで盲ろう者の前にあるものを遠くから伝えてあげられます
第3部 点字教育の現場
 第7章 盲学校における点字教育の過去・現在・未来
 第8章 点訳ボランティアのこだわり‐点訳者格付けの是非をめぐって
 第9章 大学における点字指導法
 コラム4 日本初の点字新聞『あけぼの』の発行
第4部 多文化共生社会の中の点字
 第10章 言政学(Linguapolitics)からみた点字
 第11章 少数言語としての手話、少数文字としての点字‐多数派との共存のための戦略
 第12章 日本の多言語化と点字‐公共空間の点字からよむ社会のうごき
第5部 だれもが楽しめる点字
第13章 『点』・『点字』そして『デザイン』
第14章 点から生まれる宇宙‐点字アートの探求
第15章 触って楽しむ天文学

おわりに‐障害、笑害、消害
編著者略歴/執筆者略歴(執筆順)

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20101028 REV:
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