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『精神疾患・発達障害に効く漢方薬――「続・精神科セカンドオピニオン」の実践から』

内海 聡 20100824 シーニュ,202p.

last update:20110407

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■内海 聡 20100824 『精神疾患・発達障害に効く漢方薬――「続・精神科セカンドオピニオン」の実践から』,シーニュ,202p. ISBN-10:4990301439 ISBN-13:978-4990301439 \2415 [amazon][kinokuniya] ※

■内容

各種の精神疾患や発達障害を主治医に見落とされ、多剤大量処方を受けて薬害に苦しむ患者・家族が依然として数多く存在します。一方で、精神科セカンドオピニオンによって誤診が明らかになり、適正な処方内容としたことで、薬害がもたらす暗闇から脱することのできた患者・家族もいます。

精神疾患や発達障害に対して薬物療法を行なう場合、西洋薬一辺倒では難しいことがあります。しかし、西洋薬を補助するものとして漢方薬をうまく用いれば、向精神薬の副作用を少しでも減らしながら患者の状態を整えることができるのです。

本書に紹介する下記の内容から“こころにも効く漢方薬”の姿が見えてきます。

○漢方薬を利用するにあたって必要になる東洋医学の基礎知識
○代表的な精神疾患ごとにまとめた、基本的な医学的知識、治療方針、漢方薬の使い方
○患者・家族と協同してまとめた実際の治療事例(患者・家族の治療体験記+著者の診療体験記)
○精神科医療に関与する一医師としての考えや思いを綴った「随想録」

※本書で取り上げる精神疾患・発達障害…統合失調症、発達障害、強迫性障害(強迫スペクトラム障害)、うつ病、躁うつ病、不安障害、解離性障害、心身症、自律神経失調症、身体表現性障害、疼痛性障害、仮面うつ病、非定型精神病、月経精神病、産褥精神病、薬剤性精神病、アルコール性精神病、ニコチン性精神病

■著者

内海 聡(うつみ・さとる) 医師・牛久東洋医学クリニック院長
1974年兵庫県生まれ。筑波大学医学部を卒業後、東京女子医科大学で東洋医学を学ぶ。内科を専門とするが、精神科医の笠陽一郎氏(味酒心療内科)によるセカンドオピニオン活動に共鳴して、そのウェブ上での活動を引き継いだ。ほかにも薬害問題や虐待問題の啓蒙に取り組む若き医師である。他の著書に『精神科セカンドオピニオン2―発達障害への気づきが診断と治療を変える』(シーニュ社、共著)がある。

■目次

本書を利用する人のために
……漢方薬のメリット/デメリット
……東洋医学概説
……精神科領域で使用する漢方薬一覧
第1編:疾患別解説と体験記提示
第2編:「東洋医」随想録


■引用

■書評・紹介

■言及




*作成:山口 真紀
UP: 20110407 REV:
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