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『AR――拡張現実』

小林 啓倫 20100731 毎日コミュニケーションズ(マイコミ新書),199p.

last update:20110211

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■小林 啓倫 20100731 『AR――拡張現実』,毎日コミュニケーションズ(マイコミ新書),199p. ISBN-10: 4839935645 ISBN-13: 978-4839935641 \780+税  [amazon][kinokuniya]

■内容

iPhoneアプリとして有名な「セカイカメラ」、箱根にCGで再現された巨大なエヴァンゲリオン、 マーカーをウェブ・カメラで読み取るとアイドルの3D映像が出現する変わったキャンペーン…。 これらにはAR(Augmented Reality)=拡張現実という概念、技術が利用され、最近注目を集めている。モニター越しに映る現実世界にさまざまなデジタル情報が浮かび上がる、 そんな漫画やアニメ、SF作品でおなじみの光景を実現するのがARだ。本書では、ARとは何か、今ARに何が起きているのか、 そして私たちの生活をどのように変えようとしているのか。遠い未来の話としてではなく、すでに現在になりつつある話として考察する。

■著者略歴

ITジャーナリスト。1973年東京都生まれ、筑波大学大学院卒。国内SI企業、外資系コンサルティング会社、米国でのMBA留学等を経て、 2005年より国内コンサルティングファームに勤務。訳書に『「ツイッター」でビジネスが変わる!』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。 また「Polar Bear Blog(http://akihitok.typepad.jp/)」および 「シロクマ日報(http://blogs.itmedia.co.jp/akihito/)」の2つのブログを運営するブロガーでもある。

■目次

プロローグ

第1章 ARとは何か
セカイカメラ=AR?
ドレスデンのAR
定義をめぐる問題
ARとバーチャルリアリティ

第2章 ARの構成要素
技術の階層
端末にかかわる問題
コンテンツの階層
空間の階層

第3章 表現を変えるAR
広告/プロモーション
AR三兄弟によるプロモーション活動
オンラインショッピング
デジタルサイネージとの融合
ゲーム/エンターテインメント
教育/学習
「AR遺跡復元」の可能性

第4章 表現としてのARを実現した「実物大ARエヴァンゲリオン」
「実物大ARエヴァ」企画の出発点
開発時の苦労
箱根が開催地に選ばれるまで
現場調整の課題
ARイベントの将来

第5章 コミュニケーションを変えるAR
ツイッターでARを
セカイカメラの登場
「SoLAR」コンセプト
「セカイカメラZOOM」の可能性
海外の「セカイカメラ」
ARで落書きを
フィルタリングの課題
「物理的なコミュニケーション」の復活

第6章 ネットを変えるAR
「ARタウンガイド」がもたらすもの
服がネットショップの入り口に?
ホームページと一つになろう
重なり合うネットと現実
アクセス解析の進化
標準化の問題
ARが「馬なし馬車」ではなくなる日

第7章 空間を変えるAR
空き看板に生まれる価値
ARの「カーナビ効果」
渋谷の人の波を変える
「e空間」という発想
「AR空間デベロッパー」への期待
日本発のAR空間モデルを

第8章 日本企業にとっての可能性
未来は今
ARビジネスの可能性
群雄割拠の時代
企画力とビジネスモデル
まずは始めてみよう

エピローグ

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:北村 健太郎
UP: 20110211 REV:
異なる身体のもとでの交信  ◇サイボーグ  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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