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『関係の原像を描く――「障害」元学生との対話を重ねて』

篠原 睦治 20100515 現代書館,245p.

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last update: 20180327

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篠原 睦治 20100515 『関係の原像を描く――「障害」元学生との対話を重ねて』,現代書館,245p. ISBN-10: 4768435041 ISBN-13: 978-4768435045 2000+ [amazon][kinokuniya] ※ w/sm03, e19, e20

■内容

amazonより

手話を習得した盲学生、スロープ化に反対した車イス学生、口話をやめたろう学生…。さまざまな「障害」と立場が衝突しあい、せめぎあいながら暮らす「大学」という生活の場。受験、試験、講義、ゼミ、会話、食事、排泄、出産、就職、仕事などなど、バリアフリーでは越えられない、日常を乗り切っていく関係の原像が見えてくる。

〈著者略歴〉

篠原/睦治
1938年、東京に生まれる。和光大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

現代書館HPより

http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN978-4-7684-3504-5.htm

手話を習得した盲学生,スロープ化に反対した車イス学生,口話をやめたろう学生….「障害」者たちは閉じていた大学を開き,生き合い学び合う大学を探ってきた.彼らとせめぎ合った教員が,元学生たちと36年間の軌跡をたどる証言記録.


■目次

〈対話〉をはじめるにあたって 5

 第I部 バリアフリー化を問いつつ「共用」を探る 9
〈対話1〉新井健司さんと振り返る 「見えない」まま学ぶこと・働くこと 10
〈対話2〉天野誠一郎さん・境屋純子さんと振り返る 「車イス」に乗ったまま・「車イス」に乗り換えて 23
〈対話3〉久保田貞子さんと語る 「聞く」ことと「触る」ことを往復しながら 45
〈対話4〉鈴木治郎さんと振り返る 「関係」にこだわって共用施設をつくる 57
〈対話5〉兵藤毅さんと振り返る 聴者中心社会のなかへろう者が参加してきた道筋 70
〈対話6〉越智大輔さんと語る 聴覚障害者の社会参加――情報保障と教育の充実 83

 第II部 さまざまな「障害」に直面しながら共に学ぶ 95
〈対話7〉瀬川三枝子さんと振り返る 「見えない」ことから「女性である」ことを視る 96
〈対話8〉古賀典夫さんと振り返る 「見えない」世界から社会問題と向き合う 108
〈対話9〉梁進成さんと語る 「視覚障害」者と在日朝鮮人のはざまで 121
〈対話10〉大河内直之さんと語る 「見えない」世界と「聞こえない」世界を結ぶもがきからの出発 138
〈対話11〉盲人の世界と「晴眼」者の社会のはざまで 153

 第III部 「障害」を引き受けつつ開く 165
〈対話12〉福田剛さんと考える 「障害」をわが身で引き受けつつ関係のなかへ 166
〈対話13〉村上健一さんと語る 寄って集って「障害」を越える 177
〈対話14〉渡邊健さんと振り返る 口話,手話,そして電子化を考える 191
〈対話15〉小野広祐さんと考える 口話を拒否して手話中心でシャバに生きる 204
〈対話16〉松山智さんと考える 聴者とろう者のはざまでろう者として生きる 217

終わりに――〈対話〉を振り返って 228

■引用


■書評・紹介


■言及



UP: 20110323 REV: 20121002, 20180327
篠原 睦治  ◇障害者と教育  ◇障害学生支援(障害者と高等教育・大学)  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK 
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