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『いのちの選択――今、考えたい脳死・臓器移植』
小松 美彦・市野川 容孝・田中 智彦 編 20100507 岩波書店,80p.
last update:20100714
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小松 美彦
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市野川 容孝
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田中 智彦
編 20100507 『いのちの選択――今、考えたい脳死・臓器移植』,岩波書店,80p. ISBN-10:4002707822 ISBN-13:978-4002707822 \630
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■内容
日本の社会では今、「いのち」はどこに向かっているのだろうか。
臓器移植法の改定により「脳死」が「人の死」とされ、家族の承諾だけでも全年齢で臓器提供が可能になった。
本格施行を控え、多くの人が遭遇しうる「ご家族の臓器を提供しますか」という問いに対し、知っておきたい事実や脳死・臓器移植をめぐるさまざまな声を伝える。
臓器移植法の改定により、「脳死」が「人の死」とされ、家族の承諾だけでも全年齢で臓器提供が可能になった。7月の本格施行を前に、知っておきたい事実や脳死・臓器提供についてのさまざまな声を伝える。
■目次
はじめに 小松 美彦
1章 知っておきたい、考えたい、脳死・臓器移植13のこと
香川 知晶
・小松 美彦・田中 智彦
脳死・臓器移植とは何か
日本における脳死・臓器移植
2009年の臓器移植法改定
脳死とは実際はどのような状態なのか
脳死になると、ほどなく心臓が止まるのか
「脳死=人の死」と科学的にいえるのか
臓器移植によって本当に長生きできるのか
「他人の臓器を持つ」とはどういうことなのか
法改定で、私たち誰しも備えるべきこと
虐待を受けた子どもが「脳死」とされるとき
臓器移植の代わりになる治療法はないのか
能にの保険治療打ち切りから尊厳死法へ
科学技術と法律と倫理の関係
2章 家族として脳死と臓器移植を経験して 佐藤 凛(聞き手・市野川 容孝)
3章 さまざまな声
脳死臓器移植は愚行である
池田 清彦
脳死移植を考える 池内 了
小児脳死診断基準と長期脳死
杉本 健郎
脳死移植について
多田 富雄
脳死と倫理学
大庭 健
優生思想と功利主義による身体の資源化
荻野 美穂
聴こえない声を聴く
金森 修
生よりも、死よりも、高きもの
小泉 義之
改訂臓器移植法は法の名に値するか 佐藤 憲一
これは、おそらく始まりに過ぎない
高草木 光一
希望をふりまくだけではなく、事実を伝えてほしい
柘植 あづみ
死を見据えて生きてこそ見える「いのち」の実相 爪田 一壽
「愛」を問いなおし、そして脳死となる人のいのちえを大事にしよう 土井 健司
「長期脳死」をめぐる国会での暗闇
森岡 正博
主な参考文献
〔付録〕生命倫理会議 臓器移植法改訂に関する緊急声明
*作成:
櫻井 浩子
UP:20100608 REV:0609 0610 0714
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