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『ised 情報社会の倫理と設計 設計篇』

東 浩紀・濱野 智史 20100530 河出書房新社,490p.

last update:20120402

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■東 浩紀・濱野 智史 20100530 『ised 情報社会の倫理と設計 設計篇』,河出書房新社,490p. ISBN-10:4309244432 ISBN-13:978-4309244433 \2940 [amazon][kinokuniya]

■内容

内容紹介
2004-2005年、国際大学GLOCOMにて行なわれた伝説の共同討議。「ised」とは「Interdisciplinary Studies on Ethics and Design of Information Society(情報社会の倫理と設計についての学際的研究)」の略。情報技術と社会との関わりについて人文・社会科学的な側面からアプローチする倫理研と、技術(アーキテクチャ)的な側面からアプローチする設計研に分かれ、徹底的な議論を行なった全14回のシンポジウムを完全収録。
設計篇では、情報社会について技術面からアプローチする。津田大介、藤村龍至を迎えた2010年段階での追加座談会も収めた完全版。東浩紀・濱野智史を中心に、100万字超の圧倒的ボリュームで語られる、21世紀を生きるわれわれのための基礎文献。

内容(「BOOK」データベースより)
工学的知性によって描かれる自由・多様性・民主主義―来たるべき社会を構築するためのヴィジョンがここに。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
東 浩紀
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主幹研究員(教授)を経て、早稲田大学文学学術院教授、東京工業大学世界文明センター特任教授。1971年生まれ。哲学者、批評家、小説家。東京大学総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。1993年に「ソルジェニーツィン試論」でデビューし、社会評論、情報社会論からオタク系文化批評まで、横断的な評論活動を展開。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、1998年、サントリー学芸賞)など多数

濱野 智史
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員を経て、現在、株式会社日本技芸リサーチャー。1980年生まれ。批評家。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。専攻は情報社会論・メディア論。2005年より国際大学GLOCOM研究員。2006年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

まえがき

Design 1 設計研第1回
 第1回講演 石橋啓一郎 情報社会と二つの設計
 共同討議1 全体最適か、部分最適か
 共同討議2 新しい社会契約論の発明

Design 2 設計研第2回
 第2回講演 八田真行 オープンソースの構造と力
 共同討議1 オープンソースという環境管理型権力
 共同討議2 オープンソース的組織論をめぐって

Design 3 設計研第3回
 第3回講演 楠正憲 制度間競争としてのプラットフォーム形成と情報社会のガバナンス
 共同討議1 デファクト・スタンダードと公共性
 共同討議2 無限のメタ化をめぐる問題

Design 4 設計研第4回
 第4回講演 井庭崇 自己革新的な社会に向けての教育とメディア
 共同討議1 「使うメディア」から「作るメディア」へ
 共同討議2 情報社会論の球体

Design 5
 第5回講演 近藤淳也 なめらかな会社
 共同討議1 組織と情報──小規模組織は本当に強いか
 共同討議2 オープンプロセスと市場

Design 6
 第6回講演 村上敬亮 なめらかな国家の「設計」を目指して
 共同討議1 「サービス化」という大波
 共同討議2 民主主義2.0に踏み込む世界

Design 7
 第7回講演 鈴木健 なめらかな社会の距離設計
 共同討議1 情報社会と想像力の拡張
 共同討議2 情報技術に人間は追いつくか

ボーナス・トラック ポストised、変化したことは何か 2

あとがき

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20120402 REV:
身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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