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『「博士号」の使い方2』

incu-be編集部 編 20100430 リバネス出版,159p.

last update:20130718

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■incu-be編集部 編 20100430 『「博士号」の使い方2』 リバネス出版,159p. ISBN-10:4903168379 ISBN-13:978-4903168371 1575  [amazon][kinokuniya] ※ cp03

■目次

まえがき
第1章 研究を続ける精鋭たち
第2章 企業で活躍する先駆者たち
第3章 未知のキャリアを開拓する挑戦者たち
あとがき

■引用


黒川 自分の人生なのだから、学部生のときに将来自分が何をやりたいのか、それにはどういう勉強や経験が必要で、それを実現するためには日本だけでなく世界規模でどこへ行って何をすべきなのかを考えてみればいい。グローバルな時代は一般的にどの大学が「いい大学」であるか、多くの優れた学生を世の中に送り出しているかという情報は簡単に手に入るようになっている。…もし興味のある大学があったら、そこのキャンパスを訪問したり、そこの教授や学生たちと会ってセミナーに参加したり、討論に参加したり、本当にそこで学びたいか見極めるといいでしょう。[2010:17]


黒川 フラットな世界のアドバンテージは、グローバルなネットワークが誰でも簡単に作れること。人脈の輪を広げることは個人の選択肢を増やしていき、自らの将来を切り開いていくことにつながる。…ポスドクの期間で、自分は自分の分野で他人とどう違うか証明する、”Be somebody”になりつつあることを学会などで認識されるかが勝負です。そのためには博士課程でしっかりした研究者への教育を受けているかが重要になってきます。…自分の強さ弱さ、そして世界の強さ弱さ、を知ることが大事なのです。[2010:18]


黒川 世界に人脈を広げ、ネットワークを作り、特に自分の分野以外の人たちとつながることで、将来一緒に面白いことをやっていけるパートナーが見つかる可能性は非常に高くなる。それに、何かを始めようとするときにもディスカッションできる相手にもなる。フラット化した世界では、どこでだれとでも仕事ができる。そんな友だちが世界中にいると、自ずと世界での自分の価値が理解でき、可能性が広がってくる。当然のことながら、英語のコミュニケーション力は必須です。[2010:19]


黒川 今の日本で博士号を持っている人材が活躍できないのなら博士号を持っている1人1人が人脈を広げて未来を自分で切り開いていけばいい。ネットワークを作るためにも…できれば1年程度は日本の外で生活をしてほしい。…日本の外に出て、いろいろな人と知り合って仲間を作ることが大切。日本を外から見ることで、日本の良さを理解し、また弱さも認識できる。それを経ることで、自分が何をしたいのか、社会や大学院では何をしたいのかわかってくると思います。[2010:19]

◆「本来の教育のあるべき姿とは、学生自身が責任をもって自主的に学ぶこと。それを促すことが、教員や教材の役目です。自身で学び、問題解決できる良い人材は、どんな時代でも就職先は見つかる」。[2010:48]


高橋 これから博士を目指している人、または博士号を取った人へのメッセージをお願いします。
服部 好きなことに集中して、何か1つ自分だけしかできないことが見つけられれば、それで何とかなりますよ。それには興味を持つ力、好奇心が必要。/あと本当に研究が面白いと思っていなければ、博士号には挑戦しない方がいい。…私はうちの研究者たちに「うちが潰れたときに何ができる?どこでも生き残れる何かを持っておきなさい」って言うんです。10年先のことは誰もわからないんだから、今何に興味があるのかを大切にして突き進んでみてはどうかなと思う。[2010:72-73]

◆「学生のみなさんには、ぜひ学会や共同研究でいろいろな企業や大学の先生と仲良くなることをお勧めしたいですね。進路を決める上でも、業務面においても、人とのつながりが非常に大切だと感じています…」。[2010:78]

◆「博士課程に行くと就職先は減ります。博士を取りに行くならば、『この世界で飯を食べていきたい』と本気で思えないと、食べていけません。…なんとなく気になるから博士課程に進学するのではなく、自分自身がやりたいんだ、とブレない想いが語れるならば行くべきだと思います。…でもブレないことと頑固なことは違う。ブレない部分を強く持つ一方で、柔軟に多角的な見方ができることが大事だと思います」。[2010:85]

◆…自分の専門領域、得意な実験手法等、「強み」のある分野や技術こそが最も成長し、競争力を獲得できる可能性を秘めているということです。/これらの考え方は書籍「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」の中で「成功を収めた人は弱点を克服することに重きを置かず、自らの強みを中心に据えて人生を築いている」という、ギャラップ社の200万人に対する調査結果によって裏付けられています。[2010:107-108]

◆「科学に対する情熱を持ち続けることがとっても大事。そして自分がなぜ科学の世界へ飛び込んだかを忘れないこと。…科学のバックグラウンドはラボ以外でも活用することができるの」。[2010:157]

■書評・紹介

■言及



*作成:片岡 稔
UP:20110228  REV:20130718
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