HOME > BOOK >

『論理的に話す技術――相手にわかりやすく説明するための極意』

山本 昭生・福田 健 20100325 ソフトバンククリエイティブ,206p.

last update:20110726

■山本 昭生・福田 健 20100325 『論理的に話す技術――相手にわかりやすく説明するための極意』,ソフトバンククリエイティブ,206p. \1000 ISBN-10:4797355662 ISBN-13:978-4797355666 [amazon][kinokuniya]  ※

■内容

内容紹介
相手にわかりやすく説明するための極意
物事を説明する力は、理系・文系を問わず、すべての人に要求されるスキルです。本書では、おもに社会人をターゲットに、わかりやすく論理的な話し方ができるようになる方法、考え方、心構えなどをイラストと図解で説明します。
物事を論理的に説明する力は、理系・文系を問わず、すべての人に要求されるスキルです。しかし、日常生活で「あの人の話はわかりにくい……」と思うことは多いものです。これは、ほとんどの人が「わかりやすい説明の方法」をきちんと教わったことがなく、論理的な話し方ができていないからです。もし、あなたが過去に「論理的な話し方」を習ったことがなければ、自分の話し方も相手に「わかりにくい説明だな……」と思われているかもしれません。せっかく一生懸命話したのに、相手が理解できなかったのであれば、なんの意味もありません。そこで本書では、どんな人でも、論理的でわかりやすい話し方ができるようになる方法を、楽しいイラストと図解で説明します。 いろいろな自社の商品や企画を顧客に説明しなければいけない営業マン、こみいった技術解説を素人にしなければならないエンジニア、数え切れないほどの来店者に対応しなければならない接客業に携わる人まで、全社会人必読の一冊です!

内容(「BOOK」データベースより)
どんな人でも、論理的でわかりやすい話し方ができるようになる方法を、楽しいイラストと図解で説明していく。

■目次

はじめに
第1章 「論理的な話し方」はわかりやすい話し方
第2章 話し方の基本を身につけよう
第3章 わかりやすい話しかたの基本テクニック
第4章 わかりやすい話し方の応用テクニック
第5章 説得力のある話し方の技術
第6章 コミュニケーション力を高める「聞く技術」

■引用

◆話は、聞き手がいて成立するわけですから、「話し手のポイントは、聞き手の期待ポイントとはかぎらない」と再認識して、準備や話をすることが大切です。[2010:62]

◆内容をわかりやすく話すには、自分と相手に関わる次の2点をクリアできていることが前提になります。/まず1点目は、自分に関することです。/聞き手にわかりやすく話すためには、 話し手である自分自身が話す内容を十二分に理解していることが前提になります。…/2点目は相手に関することです。/それは、聞き手の理解度に応じて話せることが前提です。/ 話し手が十二分に理解してわかりやすく説明したとしても、話には相手がありますので、聞き手の理解度に応じた内容へと軌道修正する対応力が必要です。/そのためには、「事前に聞き手の情報を 収集して、それに応じた準備をしておく」「当日は、聞き手の様子や理解度を観察しながら、軌道修正ができる対応力を身につけておく」ことが必要です。[2010:82]

◆話は、伝わること、わかってもらうことを目的としたコミュニケーションですので、「誰に、なにを話すのか」を話し手自身が、きちんと押さえておく必要があります。[2010:84]

◆要は、視覚、聴覚の悪影響をゼロにすれば、準備した内容が100%伝わるということになります。[2010:94]

◆セルフチェックでもかまいませんが、ほかの人に見てもらって感想をいってもらうほうがベターです。よりよいのは、ビデオで録画・再生して確認することです。[2010:94]

間は、話のつながり、区切り、展開を伝えていく、非常に重要な役割をもっています。[2010:94]

◆主題を1行化すると以下のようなメリットがありますので、かならず実行してください。
1.いいたいことが簡潔に表現されているので、わかりやすい
2.文字化したものを常に意識するので、内容構成を考えるときに、ぶれにくい。たとえ内容校正を考えているときにぶれても、主題に戻れば、軌道修正をきちんとできる
3.1行かした内容は、実際の話のときに、話の冒頭と最後の結びに2度使えて、一石二鳥の効果がある
[2010:106]

◆日常のたわいもない会話以外は、聞き手に伝わるように話す必要があります。そのためには、これから話す内容の構成のポイントを、聞き手に予備知識として知らせることが必要です。[2010:120]

◆話し手の意図と、聞き手の理解の差を補うためには、以下の3点を意識してください。
1.見ていたスライドから次のスライドに変わるときに、「次に、根拠となるデータを説明しますと」などのように、つなぎの言葉を入れて、ページからページへの橋渡しをする
2.「前のスライドで説明した○○対策の詳細ですが……」のように、前のスライドを振り返って、つなぐ
3.聞き手の身になって「ゆっくり」「ていねいに」話す
[2010:160]

■書評・紹介


■言及




*作成:櫻井浩子片岡稔
UP:20100720 REV: 20101201 20110726
アカデミック・スキルズ  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)