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『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る――アフガンとの約束』

中村 哲・澤地 久枝(聞き手) 20100224 岩波書店,242p.

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last update:20161124

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中村 哲・澤地 久枝(聞き手) 20100224 『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る――アフガンとの約束』,岩波書店,242p.  ISBN-10: 4000245015 ISBN-13: 978-4000245012 1900+税  [amazon][kinokuniya]

■内容

オバマ大統領に送る平和へのメッセージ。アフガンの平和と復興のためには何がなされるべきで、何がなされれてはならないのか。 パキスタンでの医療援助活動を開始して以来25年。 いま、戦乱と干ばつに苦しむアフガニスタンで“命の水路”を切り拓き、平和と復興のために身命を賭して活動する中村医師。 戦争と地球環境の悪化がもたらす劣悪な生存条件をいかにして変えるべきか、自らの個人史的背景とともに、その崇高な闘いと熱い思いを語った貴重な発言録。

■著者略歴

中村 哲
1946年生まれ。医師。PMS(ペシャワール会医療サービス)総院長。1984年、パキスタン北西部の都市ペシャワールに赴任し、ハンセン病の治療やアフガン難民の診療に従事。 近年は、ペシャワール会現地代表として、アフガニスタンにおける水路建設など復興事業の先頭に立つ。若月賞やマグサイサイ賞など受賞多数。

澤地 久枝(聞き手)
1930年生まれ。作家。編集者生活ののち、1972年、『妻たちの二・二六事件』を著して作家として出発。 『火はわが胸中にあり』(日本ノンフィクション賞)、『記録ミッドウェー海戦』『滄海よ眠れ』(ともに菊池寛賞)など、著作多数。朝日賞受賞。

■目次

I 高山と虫に魅せられて
ペシャワールとの縁
二〇〇一年十月、衆議院
髭と帽子
伯父火野葦平
洗礼と論語素読
川筋の気質
家族に対する情
対人恐怖症
精神の転機
典型的な日本人主婦
宗教の「共通性」

II アフガニスタン、命の水路
よみがえる大地
「時差」四時間半
マドラッサ
家族
命の重さ
自爆テロ
後始末
流れ弾があたる
安全の限界
参議院、二〇〇八年十一月

III パシュトゥンの村々
復讐の掟
戦争の名分
現地スタッフの変化
ただ一人残って
精神のとりどころ
丸腰の米兵が水路を掘れば
リウマチ熱、カイバル峠

IV やすらぎと喜び
日々の楽しみ
生きものたち
これからの見通し
「情を交わす」ハトの目
縁の下の力持ち
一人の父親
アフガンの再生
運命に導かれて

あとがき  澤地 久枝
あとがきに添えて  中村 哲
付録――中村医師関連著書等

■関連書籍

中村 哲ペシャワール会 編 20040531  『空爆と「復興」――アフガン最前線報告』,石風社,469p.  ISBN-10: 4883441075 ISBN-13: 978-4883441075 1800+税  [amazon][kinokuniya]
中村 哲 20071130 『医者、用水路を拓く――アフガンの大地から世界の虚構に挑む』,石風社,375p.  ISBN-10: 4883441555 ISBN-13: 978-4883441556 1800+税  [amazon][kinokuniya]

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:北村 健太郎
UP:20161124 REV:
ハンセン病  ◇水|Water  ◇アフガニスタン  ◇医療援助するNGO  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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