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『学生たちの目から見た「ホームレス」――新宿・スープの会のフィールドから』

鈴木 忠義 編 20100125 生活書院,232p.


last update:20100712
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■鈴木 忠義 編  20100125 『学生たちの目から見た「ホームレス」――新宿・スープの会のフィールドから』,生活書院,232p. ISBN-10:4903690490 ISBN-13:978-4903690490 \2310 [amazon] [kinokuniya] ※

■内容
かれらの感じている生きづらさは、私たちにとっての生きづらさでもある。「かれら」の抱える問題と「われわれ」はつながっているという気付きを通して、「ホームレス」に対する固定観念から自由になり、そばに近づき、寄り添うことを通して、「われわれ」と「かれら」の間に架け橋をかけること――。
学生たちの訪問活動を通して、「ホームレス」を見る側の視線についてクローズアップさせ、読者一人ひとりにとって「ホームレス」の人々がどのような存在に映っているのかを、あらためて振り返るきっかけになることを願って編まれた書。


■目次
はじめに

はじめに(鈴木忠義)

序 「ホームレス」と呼ばれる人々の生活を理解する──「福祉ワークショップ」授業について (鈴木忠義)
  授業の趣旨と目的
  「ホームレス」とは
  「スープの会」について
  授業の経過

第1章 「ホームレス」の人々への訪問活動を体験して──「訪問活動参加者アンケート」の結果

第2章 活動参加レポート:「学生の目から見た『ホームレス』」

  ホームレスから見た現代社会に足りないもの (青木俊祐)
  関わりの大切さ (板垣葵)
  間違った先入観 (小谷野尚光)
  共に生きるということ (申元貞)
  「ホームレス」の真実を見つめる (新谷健介)
  ホームレスの方々を通して感じた意思疎通の大切さ (杉野花子)
  家がなくなることの意味 (鴇田悠衣)
  衣食足りて住足りず (藤村敏成)
  比較的若いホームレスと路上では生活していないが不安定な生活を送っている人 (村上 敦)
  ホームレスに対する意識改革 (山田みずほ)
  人と人との繋がり、信頼関係をうむために (山本美穂)
  自分を自分で守れる社会へ (吉村真実子)

第3章 体験を通して考えたホームレスと社会 (鈴木ゆかり)
  はじめに
  「ホームレス」の概念
  「ホームレス」の実態
  「ホームレス」の就労
  貧困と「ホームレス」の関係性
  社会的排除と「ホームレス」
  「ホームレス」との関わり
  総合的考察

第4章 「発見! 学生の底ちから」〜「私たち」がみつけた、「市民社会」へのメッセージ
  (「市民社会をつくるボランタリーフォーラム2009」第3カテゴリー第14分科会)

おわりに (鈴木忠義)

付録 「訪問活動参加者アンケート」回答用紙



■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鈴木 忠義
1975年、新潟県生まれ。2006年、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了(博士(社会福祉学))。現在、立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科助教、ボランティア・グループ「スープの会」世話人。専門分野は社会福祉学(公的扶助・低所得者福祉、社会保障)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


■書評・紹介

■言及



*作成:三野 宏治 
UP:20100712 REV:
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