『漫画原論』
四方田 犬彦 199904 筑摩書房 398p
last update: 20120112
■四方田 犬彦 199904 『漫画原論』, 筑摩書房 , 398p. ISBN-10:4480084789 ISBN-13:978-4480084781 \1260 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
漫画を漫画たらしめている内的法則とは何だろうか。いかなる約束事が漫画を絵画や小説、映画とたがわせ、アニメーションやイラストレーションといった隣接ジャンルと異なったものに仕立てあげているのか。物語の内容をひとまずおいて、物理的に漫画を築きあげている線(ふき出しやコマの配分、速度の表象など)と色彩(黒と白、色の有無)などを通して漫画を論じ、漫画を形作る「文法」とは何であるかを考える。戦後から現在までの作品を分析した漫画表現論。
内容(「MARC」データベースより)
漫画はなぜ、漫画なのか。風船とは。ギャグとは。コマとは。映画でも、絵でも、小説でもない。漫画を形づくる文法とは何だろうか。戦後から現在までの作品を分析して語る漫画表現論。漫画批評の原点。
■目次
映画の隣人
画面の成立
運動の分割
コマの配分
コマの逸脱
速度の表象
瞬間の変身
紙の幻術
風船と主体
風船の諸相〔ほか〕
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:中田 喜一