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『21世紀の知識人』
石崎 晴巳・立花 英裕 編 20091221 藤原書店,387p.
last update:20110512
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■石崎 晴巳・立花 英裕 編 20091221 『21世紀の知識人』,藤原書店,387p. ISBN-10:4894347202 ISBN-13: 978-4894347205 \5775
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■内容
内容紹介
「知識人」から見る、現代世界。
「民衆」や「大衆」、地域の「歴史・文化」や「政治・経済体制」、そして「メディア」を前にして、常にアポリア的状況に置かれる「知識人」のありようは、その「社会」を写し出す“鏡”である。フランスにおける「知識人」という形象の成立と変容を辿りつつ、非西洋諸国、旧植民地国など世界各地における「知識人と社会」の関係を俯眼する画期的論集!
■目次
「21世紀の知識人」という問い――序にかえて 石崎晴己
I フランス――知識人の形成と展開
フランスにおける知識人の歴史――18世紀から現代まで ジャック・ジュリアール(築山和也訳)
サン=シモン財団とは何か――ポスト革命期の「サン=シモン的転回」―― クリストフ・プロシャソン(工藤晋訳)
20世紀フランスにおけるアンガジュマン・モデル ジゼル・サピーロ(丸山真幸訳)
知識人とメディア セルジュ・アリミ(大中一彌訳)
21世紀におけるヴァーチャル知性 ピエール・レヴィ(西川葉澄訳)
サルトルとユダヤ人<――巻き込まれてはいるが参加していない者の義務について―― 有田英也
エティエンヌ・バリバール論――あるマルクス主義哲学者の軌跡 大中一彌
フランスの保守革命とセキュリティの政治 丸山真幸
II 東アジアの知識人――近代化と伝統の狭間で
21世紀中国の知的躍進に向けて――文化の再構築という課題 董強(中野茂訳)
高行健、ある周縁の知識人 ノエル・デュトレ(大辻都訳)
知識人と現実の政治 陳丹青(権寧花訳)
中国現代写真事情 顧錚
20世紀朝鮮知識人の歴史 秉竣(一條由紀訳)
世界化の中の知識人――天寒く江おのずと波立つ 崔元植(申賢慶訳)
東アジア言語の広場のために 高銀(申賢慶訳)
III 日本の知識人――個と社会の狭間で
知識人の終焉?――「身体の零度」という幻想の行方 三浦雅士
日本の知識人とフランス――戦前・戦中・戦後 渡邊一民
消滅する媒介者の面影――谷川雁ときだみのるについて 上野俊哉
物質と記憶――わたしたちの過去に未来はあるのか 港千尋
表現者にとって、いかなる社会的関与が可能か コリン・コバヤシ
日本における大学というフィクション 白石嘉治
咆哮する連合――自由と多様性が開花する反グローバリゼーション運動 矢部史郎
新知識人よ、連帯せよ 古川高子
IV フランコフォニーの知識人――言語と国境の狭間で
言語と境界の狭間で――ハイチの知識人 ジャン=クロード・フィニョレ(中村隆之訳)
知識人とグローバリズム――モロッコで知識人であるとは? アブデルケビール・ハティビ(鵜戸聡訳)
マグレブ仏語文学と知識人、そして日本 鵜戸聡
フランス語圏と知識人――あるいは外=国語を学ぶこと 澤田直
V 知識人とは何か
知識人の問題系――20世紀的空間から21世紀的空間へ 立花英裕
〈総括座談会〉知識人に未来はあるか 立花英裕+星埜守之+澤田直 (司会)石崎晴己
〈附〉国際シンポジウム「21世紀の知識人」閉会の辞 加藤晴久
あとがき 石崎晴己
関連年表(一八七〇―二〇〇八)
関連文献一覧
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
大谷 通高
UP: 20110410 REV: 20110512
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