『私はマイノリティあなたは?――難病をもつ「在日」自立「障害」者』
李 清美 20091210 現代書館,225p.
■李 清美 20091210 『私はマイノリティあなたは?――難病をもつ「在日」自立「障害」者』,現代書館,225p. ISBN-10: 4768456235 ISBN-13: 978-4768456231 1500+ [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
[著者紹介・編集担当者より]
一人の人の一生では味わえない、二、三人分の濃い人生ですが、好きな男と暮らすために母親を市営住宅から引越しさせたり、結構好き勝手している一面も。生き難さを抱え、生き方を模索する人にお奨めです。
■目次
はじめに
第1章 自立前後
お風呂に入りたい!
李和美さんの訪問、「葦の会」の人たちとの出会い
脚の手術
膝の手術をやめる
「在日」「障害」者としての自立をめざす
オモニの家探し――入居差別との闘い
自立をめぐる家族との葛藤
第2章 生い立ち
両親のこと
北海道に移る――景品交換所での生活
バナナの思い出
小学校の頃
京都に戻ってから――韓中のことなど
第3章 自立生活の中で
逃げない、ということ
ワーカーあれこれ
オモニが亡くなった後に…
サンダーバード号事件(1)――電車の中で
サンダーバード号事件(2)――JRとの交渉
第4章 忘れられない人たち
柏木正行さん――重度自立「障害」者として生きる
清水多可子さん――私の「自立」のお師匠さん
第5章 新たな試練――アーノルド・キアリ症の発症
発症〜病名がわかるまで
I先生との再会、手術へ
病院でのあれこれ
手術を終えて
第6章 他者のために自分の能力を使う
介護者との関係
「健常者を変える」という使命
「ここの生活は、自由がある」
若い障害者に向き合いたい
第7章 映画『こんちくしょう』上映と「ペンギンの会」
『こんちくしょう』京都上映会について
大村浩子さんのこと
話を聞くことの意味
障害者をなめんなよ――自立支援法について
映画から勢いをもらった
高橋公子さんの思い出「ペンギンの会」のこと
第8章 信仰と運動
オモニを見送って
障害者運動を与えられた
祈りの時間
信仰と運動
註
年表
書き終わって今、思っていること
■引用
■書評・紹介・言及
*作成:三野 宏治