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『見えない・見えにくい人も「読める」図書館』

公共図書館で働く視覚障害職員の会 編 20091115 読書工房,239p.


last update:20100712
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■公共図書館で働く視覚障害職員の会 編  20091115 『見えない・見えにくい人も「読める」図書館』,読書工房,239p. ISBN-10:4902666227 ISBN-13:978-4902666229 \2100 [amazon] [kinokuniya] ※

■内容

図書館は、目の病気や加齢などで「読書をあきらめている」人の強い味方! 拡大読書器・パソコンの画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)などの利用や、対面朗読をはじめ、点字・録音・拡大図書の制作や貸し出しなど、各種サービスの概要や歴史について、わかりやすく解説しています。なごや会結成20周年記念出版。

■目次

第1章 図書館で受けられるいろいろなサービス
1-1 公共図書館の視覚障害者サービスとは
1-2 公共図書館での視覚障害者サービスのいろいろ


第2章 もっと視覚障害のことを知りたい!
2-1-1 視覚障害者の見え方のいろいろ
2-1-2 見え方以外の特徴
2-1-3 全盲の人への配慮―館内での誘導の仕方や必要な配慮など
2-1-4 弱視の人への配慮―館内での誘導の仕方や必要な配慮など
2-1-5 盲ろう者への配慮―館内での誘導の仕方や必要な配慮など
2-1-6 盲導犬ユーザーへの配慮―館内での誘導の仕方や必要な配慮など
2-2-1 視覚障害者サービスと施設整備―見えない人のアクセスのために
2-2-2 視覚障害者サービスと施設整備―見えにくい人のアクセスのために

第3章 図書館の視覚障害者サービスと資料製作
3-1 なぜ資料を製作するのか
3-2 著作権の話
3-3 録音図書を製作する
3-4 点字図書を製作する
3-5 拡大写本を製作する
3-6 点訳絵本、さわる絵本、布の絵本を製作する
3-7 資料作りを支える図書館協力者
3-8 視覚障害者用資料を作るときに役立つ機器やソフトウエア

第4章 ITの活用で進化する視覚障害者サービス
4-1 公共図書館と点字図書館のネットワーク
4-2 「点字図書・録音図書全国総合目録」
4-3 見えない・見えにくい人が自分で読書するための方法―機器やソフトウェア
4-4 見えにくさをサポートする機器―拡大読書器と拡大機能のある機器
4-5-1 利用者の可能性を広げるIT講習 盲ろう者への支援も―大阪府立中央図書館の事例
4-5-2 利用者の可能性を広げるIT講習 パソコンだけでなく点字指導も―日野市立中央図書館の事例


資料編
1 公共図書館における視覚障害者サービスのあゆみ
公共図書館における視覚障害者サービスの発展のあゆみ
視読協運動と公共図書館での対面朗読のはじまり
都立中央図書館の視覚障害者サービスのあゆみとその後の全国への広がり
視覚障害者用資料を出版する専門出版社の登場

2 公共図書館で働く視覚障害職員
なごや会の発足と20年のあゆみ
視覚障害職員の果たしてきた役割
公共図書館で働く視覚障害者の仕事のいろいろ

3 公共図書館における視覚障害者サービスに関する年表


4 障害者の情報利用の機会確保に関する著作権法改正内容(2010年1月施行)

なごや会へのメッセージ(岩井和彦、望月 優、松岡 要)

コラム 公共図書館で働く視覚障害者たち、盲ろうの利用者からのメッセージ


■編著者のプロフィール

公共図書館で働く視覚障害職員の会(通称:なごや会)
1974年全国で初めて視覚障害者が都立図書館の職員として採用されたことをきっかけに、各地の公共図書館に視覚障害のある職員が増えてきたことから、1989年9月に結成された。
会員は、公共図書館に勤務する視覚障害者のほか、視覚障害者情報提供施設(点字図書館)や社会福祉施設の職員、大学図書館や公文書館に勤務する視覚障害者など。会の目的としては、公共図書館における視覚障害者の雇用や障害者サービス促進に向けた活動、視覚障害者への情報保障に関する諸問題の調査・研究活動などがある。会が編集した書籍に、『本のアクセシビリティを考える―著作権・出版権・読書権の調和をめざして』(読書工房)など。



■書評・紹介

■言及



*作成:三野 宏治 
UP:20100712 REV:
視覚障害者と読書  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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