『江戸の本屋さん―近世文化史の側面 』
今田 洋三 200911 平凡社 268p
last update: 20120112
■今田 洋三 200911 『江戸の本屋さん―近世文化史の側面 』, 平凡社, 268p. ISBN-10:4582766854 ISBN-13:978-4582766851 \1365 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
江戸時代のはじめ京都で、出版業は始まった。次いで大坂で、やがて江戸でも、本の商売が興隆する。読者層が拡がる。書目が変わる。統制の制度がつくられ、須原屋とか蔦屋とか、本屋たちの新しい経営戦略が展開される―出版を軸にして近世という時代とその文化を見直すとき、既存の歴史観の殻がやぶける。新しい近世研究を促した名著、待望の再刊。
■目次
1 京都町衆と出版(京都書林の十哲
活字版から整版へ
町衆と出版文化)
2 元禄文化と出版(ベストセラーとしての西鶴本
元禄の読者
元禄出版界の発展と限界
出版統制のはじまり)
3 田沼時代の出版革新(上方に対抗する江戸出版界
世界に目をむけた須原屋市兵衛
近代出版の先駆者・蔦屋重三郎
寛政改革の中の蔦重)
4 化政文化と出版(続発する筆禍事件と禁書
化政期出版業の明暗
貸本屋の活動)
5 幕末の出版(須原屋茂兵衛を追って
須原屋茂兵衛の盛運
近代コミュニケーション形成の前提
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:中田 喜一