『コーダの世界――手話の文化と声の文化』
澁谷 智子 20091001 医学書院,241p.
■澁谷 智子 20091001 『コーダの世界――手話の文化と声の文化』,医学書院,241p. ISBN-10: 4260009532 ISBN-13: 978-4260009539 \2100 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
こんな世界、知らなかった! 親が振り向いてから泣く赤ちゃん。
声を出さずに口のかたちで話す子ども。
親への苦情電話を親に通訳しなければならなかった小学生。
目をじっと見すぎて「オレに気があるのか」と誤解されてしまった若い女性。
手話が「言語」であり「文化」であることが心から納得できる、刮目のコミュニケーション論。
■目次
はじめに
プロローグ
「ろう文化」って何?
ろう者の表現の魅力
「コーダ」という言葉について
1 コーダが戸惑うカルチャーショック
どこ行くの?
「見る」と「見つめる」
見えるもの、気になるもの
動画の思考
会話の方法
2 コーダがしていること
小学生のコーダがいるお母さんの話
コーダが通訳するということ
電話通訳
通訳ときょうだい関係
まわりの人からのまなざし
ろう者と貧困
祖父母世代、親世代、コーダ世代、そして現代
文章の説明
ある帰国子女から見たコーダ
3 「ろうの声」とコーダ
聴者にとっての「ろうの声」
コーダにとっての「ろうの声」
Kさんの場合
4 思春期のコーダはなぜイライラするのか
聞こえない親の不安
親を馬鹿にされたくない
外食が嫌い
言ってもわからないだろう
「物語」が変わるとき
5 コーダが語る親
「CODAとしての私の生い立ち」北田美千子さん
「親父が残してくれたもの」阿部卓也さん
6 コーダのつながり
「コーダの会」
親を通じたつきあいからの離脱
アメリカのコーダの語りと日本のコーダの語り
セルフヘルプ。グループとしての「コーダの会」
コーダがコーダであることを意識する時期
Thank You Deaf Day
おわりに/謝辞
■著者紹介
- 澁谷智子(しぶや・ともこ)
-
- 1974年生まれ。東京大学教養学部卒業後、ロンドン大学ゴールドスミス校大学院社会学部 Communication Culture and Society 学科修士課程、東京大学大学院総合文化研究科修士課程・博士課程で学ぶ。学術博士。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、埼玉県立大学非常勤講師。専門は、比較文化研究・社会学
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治