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『アカデミア・サバイバル――「高学歴ワーキングプア」から抜け出す』

水月 昭道 2009/09/10 中央公論新社,248p.


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水月 昭道 2009/09/10 『アカデミア・サバイバル――「高学歴ワーキングプア」から抜け出す』,中央公論新社,248p. ISBN-10:4121503295 ISBN-13:978-4121503299 \777 [amazon][kinokuniya] 


■内容(出版社より)

正規の職に就くことができず、路頭に迷うノラ(野良)博士は、全国で約10万人にものぼるという。ベストセラー『高学歴ワーキングプア』で彼らの窮状を世に知らしめた著者の、今回のテーマは「大学での生き残り術」だ。「褒める筋肉をビルドアップせよ」「論文を書きすぎるな」「懇親会にはデートを断ってでも出席せよ」――。人事は紙切れでは決まらない、もっと情緒的なものだ、という著者のアドバイスに従えば、きっと道が開かれるだろう。


■目次

第1章 お化け屋敷の比ではない「大学院」の恐怖
・いま大学院に行くと、もれなくワーキングプアになれます
・自己責任などクソ食らえ
・「大学院に行くとヤバイ」という本はなぜ無いのか
・重役が最も多く、平社員が一番少ない
・アカデミアを席巻する高齢者たち
・京大正門前にある日、“島”が作られた
・首切りされる100名の仲間たちへのレクイエム
・高齢者雇用安定法って、なに?
・大学はワークシェアリングを導入しない
・なぜいま、サバイバル・テクニックが必要なのか

第2章 アカデミアで生き残るために――精神編「美味しい空気をつくれるか」
・心・技・体の「心」を大切にしよう
・偉大なるイエスマンになろう
・ハウステンボス元会長・池田武邦の空気づくり
・イエスマンはイヤシマン
・トイレ磨きと金儲け
・褒め褒め筋の脳トレ
・教育人事は公募なんかじゃない!
・批判することに慣らされている院生
・社会の期待を感じ取れ
・政治のスケープゴートとなった博士たち
・博士は何の役に立つの?
・神仏と博士

第3章 アカデミアで生き残るために――技術編1「採用人事のウラを知れ」
・何事にも裏と表がある
・現在の研究者は何をもって評価されるか
・論文は書きすぎたらイカン
・嫉妬心ほど怖いものは無し
・ほどほど感を仕込む
・少子化時代の公募
・自分の説明書を作ろう
・正しい方法論に則ったプレゼンテーションとは?
・消えた学閥という裏道
・学内の勢力争いからみた正しい進路選択
・人間社会では紙切れなど通用しない

第4章 アカデミアで生き残るために――技術編2「アカポスへの秘密の抜け道」
・二つの壁を越えて初めて専任教員になれる
・卵は手にとってもらわなければならない
・覚えてもらうのではなく忘れられなくしてさしあげろ
・出会いの場が勝負所
・別れた後こそが一番大事
・自分とは何者かをアイコンで示せ
・学会とは別のネットワークからもイケル
・あなたという人物は誰によって保障されるのかを知れ
・イエス・アイ・キャン
・専門以外にもできることを増やしておく
・一度外に出てから戻るという手もある
・どうしても残りたいのならこの手しかない

第5章 博士のチカラで人を助け自分も生きる
・博士は何のために学んでいるの?
・努力とは単に縁に恵まれたということではないのか
・高等教育が直面する困難
・人は欲望のためだけに動く生き物ではない
・学ぶことと食べること
・世間は博士問題をどう捉えているか
・生き残るために博士がすべきこと
・博士力の活かし方
・学校法人に期待すること

おわりに


■引用

■書評・紹介

■言及



UP:20090929 REV:20130509
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