『高齢者の働きかた――生涯現役社会における高齢者労働力の活用』(叢書・働くということ 第8巻)
清家 篤 編、橘木 俊詔・佐藤 博樹 監修 20090810 ミネルヴァ書房,298p.
last update:20111128
■清家 篤 編、橘木 俊詔・佐藤 博樹 監修 20090810 『高齢者の働きかた――生涯現役社会における高齢者労働力の活用』(叢書・働くということ 第8巻),ミネルヴァ書房,298p. ISBN-10:4623052702 ISBN-13:978-4623052707 \3675 [amazon]/[kinokuniya] ※ p02 w01 f04
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
働く意志と仕事能力がある高齢者がその能力をしっかりと発揮できるような「生涯現役社会」の実現のためにはなにが必要なのか。本書は、マクロ・ミクロの観点、そして政策論から、高齢者の労働に関する全体像を俯瞰する試みである。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
清家 篤
1954年生まれ。1983年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了、1993年博士(商学)。現在、慶應義塾大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
はしがき
第T部 高齢化と労働市場
第1章 人口高齢化と高齢者の所得・消費
1 わが国の年齢構造転換とその特異性
2 高齢者の収入源のパターンと労働所得の年齢プロフィール
3 人的資本としての高齢者のポテンシャル
第2章 人口減少・高齢社会の進展と労働市場
1 人口減少・高齢社会の進展
2 人口減少と労働市場
3 高齢化と労働市場
4 人口減少・高齢社会における雇用政策
第3章 高齢者の所得保障――国際比較からみたわが国の特徴
1 高齢者の所得保障の国際比較
2 マクロ的指標に基づく国際比較
3 ミクロ的指標に基づく国際比較
4 財政的な維持可能性と社会的な維持可能性の相克
第U部 高齢者就業と高齢者雇用
第4章 高齢者の労働供給
1 労働供給を規定する要因
2 社会保障給付
3 再就業における就業状態
4 健康と家族
第5章 高齢者の労働需要
1 労働需要の理論
2 後払い賃金と定年制の理論
3 企業の高齢者雇用制度と高齢者雇用の関係
4 採用における年齢制限の理由と効果
5 雇用制度改革の方向性
第6章 退職金と企業年金
1 「退職給付」とは
2 退職給付の種類
3 退職給付の意義と機能
4 退職金・企業年金の論点
5 これからの退職金と企業年金――労働条件か、老後所得保障か
第7章 高年齢者の多様な働きかた――短時間勤務によるワークシェアリングへの展望
1 多様な働きかたをめぐる個人と企業
2 就業・引退の選択と企業のマネジメント
3 企業における短時間勤務制度
4 短時間勤務を希望する高年齢者
5 短時間勤務による雇用促進への展望
第V部 国際比較・雇用規制・雇用政策
第8章 高齢者雇用の国際比較
1 高齢化と労働市場
2 雇用保護規則、定年制、年功賃金等をめぐる議論
3 年金制度改革をめぐる議論
4 高齢化社会へ向けての包括的アプローチ
第9章 高齢者雇用法制
1 高齢者雇用と法的課題
2 高齢者雇用促進政策
3 高齢者雇用と労働法
4 高齢者雇用と社会保障法
第10章 高齢者の雇用・就業促進に向けた政策
1 高齢者の雇用・就業促進の必要性
2 高齢者の雇用・就業促進の政策理論
3 高年齢者雇用安定法
4 65歳までの雇用確保への動き
5 募集・採用の年齢制限撤廃
6 雇用における年齢差別禁止の可能性
終章 これからの高齢者の働きかた
索引
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志