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『僕は、字が読めない。 ――読字障害(ディスレクシア)と戦いつづけた南雲明彦の24年』

小菅 宏 20090825 集英社,240p.

last update: 20110614

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■小菅 宏 20090825 『僕は、字が読めない。――読字障害(ディスレクシア)と戦いつづけた南雲明彦の24年』,集英社,240p. ISBN-10: 4797671939 ISBN-13: 978-4797671933 \1575 [amazon][kinokuniya] ※ ld adhd

■内容

LDやADHDは「障害」なんかじゃない!3度の転校、数々の自傷行為…家族とともに読字障害(ディスレクシア)と向き合った若者の感動の物語。

・(「BOOK」データベースより)
LDやADHDは「障害」なんかじゃない!3度の転校、数々の自傷行為…家族とともに“ディスレクシア”と向き合った若者の感動の物語。知っていますか?トム・クルーズも、現スウェーデン国王陛下も「文字の読み書き困難」を公表しています。

■目次

まえがき
ディスレクシアは「病」なのか、「障害」なのか
 「LD」と向き合う姿勢
 「肩書きが欲しい」という叫び
序章 南雲明彦の告白〈カミングアウト〉
 「ディスレクシア」と知った日
 二〇〇五年夏・七月のその日
 失敗ばかりの仕事経験
 「自分は汚れている」という強迫
 他人の視線が気になる
 「怠け者」の汚名
 「あなただけが特別な存在じゃない」
第一章 母と息子の「五〇九日」
 stage 1 不登校、入院、そして自殺未遂
 stage 2 強迫観念と苛立ちの日々
 stage 3 現実という「厚い壁」
第二章 「無知と誤解」との日々
 引きこもりの果てのキャバクラ通い
 気に染まぬセックス
 読めないラブレター
 強迫観念との戦い
 触れ合えない悲しみ
 絶え間ない存在確認
 増えていく火傷の痕
 「行動しなければ」との思い
 勇気をもらった一言
 中学・高校の写真がない理由
 大荒れの成人
 歌舞伎町での「社会経験」
第三章 「差別」と家族の肖像
 「常に笑っている子」の裏の理由
 母と子の「ノート作り」
 短期記憶ができないために......
 事実を知ってほしい自分と知られたくない自分と
 忘れられぬ「恩人」との出会い
 冬のスキー体験は最大の喜び
 無口な父の背中
 父の真相
 楽天家の母に支えられる
 父母の会話
 消えた母の笑顔
 母の慈愛に答えられない
 兄・利明<としあき>の静かなスタンスに感謝
 胸に残る兄の一言
 天職を得た妹に
第四章 「告白」と「共生」について
 「カミングアウト」した真相
 一人暮らしで気がついたこと
 両親の会話で心が開ける
 前向きになれた助言
 何かの手助けになりたい
 復活した自傷行為
 二〇〇八年六月八日の事件
 ある女性との「共生」
 「合図<サイン>」を送りつづける真意
 「共生すること」の願い
附章 南雲明彦さんから私たちがもらったもの
あとがき
参考資料

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:山口 真紀
UP:20110428 REV: 20110614
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