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『地域をつなぐ国際協力』

西川 芳昭 20090710 創成社(創成社新書36),197p.

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last update:20151218

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■西川 芳昭 20090710 『地域をつなぐ国際協力』,創成社(創成社新書36),197p.  ISBN-10: 4794450362 ISBN-13: 978-4794450364 800+税  [amazon][kinokuniya]

■内容

身近でできる国際協力、町の魅力を再発見。地域を活性化させる、国際協力の取り組みを紹介。

■著者略歴

1960年奈良県生まれ。1990年連合王国バーミンガム大学大学院公共政策研究科修了。2003年農学博士(東京大学:国際環境経済論)。国際協力事業団(現国際協力機構)、 農林水産省、久留米大学等を経て現職。ワールドビジョンジャパン国内協力員・エデュケーショナル・サポートセンター理事を歴任。 現在、名古屋大学国際開発研究科農村・地域開発マネジメントプログラム教授。専門分野は開発社会学・開発行政学・作物遺伝資源。

■目次

序章 人口80人の島でひろがる国際協力の輪――長崎県小値賀町大島から
小さな島で研修がはじまった
小さな町の大きな力
自力更生の出会い
男性と女性に分かれて年表をつくる
大島にとって必要な「不便性」
男性と女性の見ているものは違っていた
双方向の国際協力とは

第1章 国と国の協力・人と人の協力から、地域と地域の協力へ
日本と開発途上国との関係
地域開発への国際協力への統合
外来型開発の問題点に気づいた開発主体の変化
地方分権と参加
参加型開発という考え方
開かれた地域主義
内発的発展と地方の国際協力
今後の可能性

第2章 自治体による国際協力のあゆみ
はじめに
なぜ地方自治体なのか
自治体国際協力の世界的動向
日本の自治体国際協力の歴史的変遷
政府機関(JICA)との連携の変遷
グローバリゼーションにおける「国際協力」の陳腐化
本章のまとめ

第3章 国際協力を地域づくりに生かす町
国際協力を再考する
グローバリゼーションと貧困
日本の国土から見る地域づくり
まちづくりの必要性
JICA研修と町づくり:4つの事例
キー・パーソンと外部のブレーン
キー・パーソンが感じていた町の危機
これからの国際協力――滋賀県甲良町と北海道滝川市の挑戦

第4章 地域の多様性――長崎県小値賀町の事例から
はじめに
草の根技術協力事業を用いた小値賀の発展へ
地域提案型プロジェクトの形成と実施
大島におけるPRAの実施
フィジーへの専門家派遣と報告会
各利害関係者によるJICA研修の位置づけ
本章のまとめ

特別寄稿 地域をつなぐ国際協力をプロデュースするNGO――当事者として問題や課題を共有し解決や達成に臨む市民参加の取り組みから
はじめに
地域に寄り添うことによる変化
地域をつなぐ国際協力の意義――共通性と異質性が生みだすもの
当事者として問題を共有し解決に臨む過程の促進――可能性という多種多様の種をまく
NGOが地域に寄り添うことの意義――変化へのきざし
おわりに――私が“気づく”ことから、共に“築く”ことへ

第5章 地域おこしとキャパシティ・ディベロップメント
キャパシティ・ディベロップメントとは
日本の農村における地域おこしの事例
地域おこしとキャパシティ・ディベロップメント
多様なキャパシティ・ディベロップメントの可能性

第6章 国際開発の知見を地域おこしに
はじめに
寄合渡にぎわい! 未来予想図プロジェクト実践事業
みんなで作る地域の地図とカレンダー
内に秘めたオーナーシップ・誇りの表面化
『地球時代のヒント・農村未来塾』〜聞き書きから学ぼう“参加型開発”と国際協力〜
地域住民の意識・行動の変化
日本の地域から伝えるメッセージ

終章 だれもが参加する身近な国際協力へ
開発におけるパラダイムの転換
地域に研修員を受け入れる効果
地域開発と双方向の国際協力
地域づくりにつながる国際協力

あとがき
参考文献

■関連書籍

■引用

■書評・紹介

■言及

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*作成:北村 健太郎
UP:20151218 REV:
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