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『夫が認知症になった』

山口 貴美子 20090610 ライフサポート社,206p.

last update: 20110423

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■山口 貴美子 20090610 『夫が認知症になった』,ライフサポート社,206p. ISBN-10: 4904084098 ISBN-13: 978-4904084090 \1680 [amazon][kinokuniya] ※ a06 b01

■内容

・内容紹介
認知症の人や家族はいつも教えられ学ばなければならない立場なのでしょうか。本人や家族の苦悩、心の奥の叫びや実態を素通りされたまま、教え諭されているような、居心地の悪さも感じるのです。どこか対等ではないのです。……それには、家族が表現することしかないのではないかと思い、勇気を振り絞って書くことにしました。 (「はじめに」より) 著者の山口貴美子氏は長く看護職として働き、待遇改善のため組合を組織し、安保闘争を闘い、教師として看護職を育成してきた方。夫は労働組合運動に生涯を捧げた人である。社会と切り結んできた夫婦の「痛み」がどれほど切なく尊いものか感じ取れるはずだ。

・著者について
1932年、日本の植民地下にあった現在の韓国釜山近郊の街、慶尚南道・統営に生まれ、13歳まで暮らす。第二次世界大戦の日本敗戦に伴い高知県に引揚げる。高知県立窪川高等学校卒業。国立善通寺病院付属高等看護学校入学、卒業後、国立世田谷病院勤務。出産後、市川市医師会付属准護学校教員および教務主任、西新井看護専門学校講師、済生会中央病院看護専門学校講師、国際医療管理専門学校講師。夫が認知症を発症したため2007年より「認知症の人と家族の会」千葉県支部世話人となり、現在に至る。

■目次

はじめに
序章 夫と私 二人のこれまで
第一部 介護と向き合う日々
 第一章 夫が認知症になった
 第二章 施設介護を決断する
 第三章 グループホームでの生活が始まる
 第四章 ホームに暮らす人たちのそれぞれ
 第五章 認知症介護の個別対応は夢か
 第六章 誰にでも起こり得る虐待
 第七章 本音と建前に心は揺れる
 第八章 記憶が消えるということ
 第九章 配偶者介護が増えていく
 第十章 認知症を取り巻く様々な今

第二部 認知症介護への理解を求めて
 第一章 認知症と医療の連携
 第二章 「認知症の人と家族の会」について
 第三章 福祉行政とお金

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:八木 慎一
UP: 20110406 REV: 20110423
ぼけ・ぼける・呆ける・痴呆・認知症  ◇老い  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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