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『精神病とモザイク――タブーの世界にカメラを向ける』

想田 和弘 20090630 中央法規出版,シリーズCura,242p.

last update:20120518

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想田 和弘 20090630 『精神病とモザイク――タブーの世界にカメラを向ける』,中央法規出版,シリーズCura,242p. ISBN-10: 480583014X ISBN-13: 978-4805830147 1400+ [amazon][kinokuniya] ※ m.

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「正気」と「狂気」に境界線はあるのか?精神科クリニック「こらーる岡山」を舞台に、心の病を患う当事者の姿や診療風景をモザイクなしで描いた話題のドキュメンタリー映画『精神』(2009年6月よりシアター・イメージフォーラム他で上映予定)。日本社会のタブーに真正面から挑んだこの映画の想田和弘監督が、公開に至るまでの紆余曲折と葛藤を語る。
自身の精神病体験、日本社会で精神科を撮る意味、精神科患者との出会いと共感、モザイクをめぐる葛藤・・・・・、精神障害者にカメラを向ける中で起こる数々のエピソードが、読者に精神病大国・日本の現実と社会・メディアに広がるタブーを考えさせる。
素顔での出演を決断した当事者の座談会や精神科医・斎藤環氏との対談も収録。

内容(「BOOK」データベースより)
モザイク処理は絶対に使わない!―タブーに挑み、精神病の本質に迫った映画『精神』の想田和弘監督が、公開にいたるまでの紆余曲折と葛藤を語る。精神科を撮る理由、「観察映画」にこめた思い、患者への共感、モザイクをめぐる葛藤…。映画には収め切れなかった数々のエピソードから、精神病大国・日本の現実と社会・メディアに広がるタブーについて考えさせる一冊。精神科医・斎藤環氏との対談も収録。

■目次

第1章 社会と精神病者を隔てる「見えないカーテン」―精神科を「観察」する理由
第2章 「病んで」いるのは誰か?―カメラを通して精神病者と向きあう
第3章 『精神』をめぐる波紋
第4章 私たちが映画に出た理由―登場人物との対話
第5章 精神を「治す」ということ―山本昌知医師との対話
第6章 『精神』という爆弾―各国で巻き起こった議論
巻末対談 『精神』が照らす日本の精神医療(斎藤環・想田和弘)

■書評・紹介・言及

◆立岩 真也 2012/**/** 「『精神』」,『ソーシャル・ドキュメンタリー――現代社会の〈リアル〉を記録する』(仮),フィルムアート社


*作成:永橋 徳馬
UP: 20120131 REV: 20120520, 0616
想田 和弘  ◇精神障害/精神医療  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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