『里山学のまなざし――「森のある大学」から』
丸山 徳次・宮浦 富保 編 20090430 昭和堂,426p.
■丸山 徳次・宮浦 富保 編 20090430 『里山学のまなざし――「森のある大学」から』,昭和堂,426p. ISBN-10: 4812209161 ISBN-13: 978-4812209165 2310 [amazon]/[kinokuniya]
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内容(「BOOK」データベースより)
里山の研究と保全・再生実践を学問として推進する里山学が、具体的に何を見つめ、何を目指し、どのような可能性を見据えているのかを明らかにする。
■編者
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
丸山/徳次
龍谷大学文学部教授、里山ORC副センター長。哲学・倫理学
宮浦/富保
龍谷大学理工学部教授、里山ORCセンター長。森林生態学・林木育種学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
里山学のねらい―「文化としての自然」の探究
1 地域の里山文化
「畠田」の発見―大津市瀬田地区のため池調査から
里山の所有と管理の歴史的編成過程―官山払下嘆願の実相
祭りを支える若者の組織―大津市南大萱
ローカルな協働による里山の再創造
環境保全と入会訴訟―山口県上関町原発建設予定地入会訴訟を 素材として
農山村の脱国内植民地化のために―里山の「危機」から見える社会
2 里山の生物多様性と利用
蝶の眼からみた里山環境
「龍谷の森」のムヨウラン属―ラン科植物の菌根共生
瀬田丘陵の植生と里山の植物多様性
瀬田丘陵の動物たち―水場を作って何が変わったか
ダムと里山とイタチ
虫こぶに含まれるタンニンと文化
里山のバイオマス生産
里山を工学から眺めれば―里山雑木を使った機能性木炭材の開発の試み
3 里山環境教育と大学
環境教育に果たす里山的自然の役割
里山を活用した新しい環境教育の取り組み―大学間里山交流ネットワークの構築と展開
「森のある大学」をつくる「物語」
■言及
◆立岩 真也 2013 『私的所有論 第2版』,生活書院・文庫版