『さよなら紛争――武装解除人が見た世界の現実』
伊勢崎 賢治 20090430 河出書房新社,198p.
last update:20101027
■伊勢崎 賢治 20090430 『さよなら紛争――武装解除人が見た世界の現実』,河出書房新社,198p. ISBN-10:4309616550 ISBN-13:978-4309616551 \1260 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
・「BOOK」データベースより
「平和」をもっと広告しなければ、戦争は終わらない。利用される少年兵、悲惨な虐殺、国家の破綻。泥沼化した現場で紛争解決を指揮してきた著者による、新しい平和構築法。
・河出書房新社ホームページより
こうしている今も世界のどこかで紛争が起きている。アフリカ等の貧困国で武装解除を指揮してきた著者が、知られざる紛争の現状を伝える。日本人が平和のためにできるユニークな方法も提案。
・河出書房新社「14歳の世渡り術」より
http://mag.kawade.co.jp/yowatari14/2009/04/post_139.html
NGOや国際機関に所属して、シエラレオネや東ティモールで紛争を解決してこられた伊勢崎賢治さんが、紛争の現場では何が起きているのか、そこにいる人々はどのように暮らしているのか、解決するためにどんなことをしてきたのか、語ります。そして、伊勢崎さんが実践されている「平和」のための活動とは?
■目次
序章 「紛争屋」への道
最初の夢は建築家だった
大学院への進学を決めた矢先に
インドで住民組織のリーダーになる
帰国、そして国際協力NGOへの就職
第1章 シエラレオネの内戦
世界最貧国の悲惨な内情
破綻国家に家族とともに移り住む
シエラレオネの紛争ダイヤモンド
クーデター後の情けない結末
反政府勢力の拡大
泥沼化する革命
第2章 利用される少年兵
銃を手にした子どもたち
夢も希望もない国で
RUFの魔の手が迫る
市民が自警団を結成
後ろ髪を引かれつつ、次のミッションへ
PKOの現場で指揮をとる
アフリカ人の命の重さは「軽い」
停戦の鍵、ロメ和平合意
正義の基準が変わった瞬間
テロリストとの妥協
第3章 武装解除の指揮をとる
武器を壊す儀式
9年ぶりのシエラレオネで
DDRのプロセス
彼らが武器を放さない理由
仲裁に入るタイミング
口説く相手を選び抜く
身の安全を保障する
大いなる矛盾のなかで
シングルスタンダードのない世界で
第4章 国連の「保護する責任」
国連は万能ではない
ルワンダの民族対立
憎悪の爆発
中立ゆえに無力な国連平和維持軍
見過ごされた大虐殺
平和を守るために必要な「武力」がある
「保護する責任」という考え方
保護する基準は死者の数?
不平等な現実
第5章 矛盾する人道主義
テロリストへの先制攻撃
アフガニスタン戦争の引き金
世界の冷戦構造のなかで
ジハードの旗手、ビン・ラディン
反米に転ずる
悪循環するテロ戦争
矛盾だらけの人道主義
人心掌握のための復興作業
戦争は巨大産業
戦争をやめる最後の手段
第6章 平和を獲得する新しいメソッド
平和をつくり出すためのアイデア
「広告力」で紛争を止める
「平和」で儲かる仕組みをつくる
ODAで世界平和に貢献してきた日本
日本のブランド力を効果的に使う
日本の中立性を最大限に活かす
改憲の危険性
日本が新たなテロの標的に?
9条を広告せよ
「平和」は願うだけではなく、獲得するもの
おわりに
*作成:岩田 京子