『阿修羅のジュエリー』
鶴岡 真弓 20090327 理論社,234p.
■鶴岡 真弓 20090327 『阿修羅のジュエリー』,理論社,234p. ISBN-10: 4652078447 ISBN-13: 978-4652078440 \1500 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
神秘の国宝「阿修羅」。
人気最高のその仏像なら、だれもがよく知っている。
しかし、そこには見逃されてきた「ジュエリー」の世界があった。「装飾の魂」があった!
よく見れば、阿修羅像は、「金色の胸飾り」に「花柄の巻きスカート」をはじめ、1300年前の国際的ファッションをまとう、きらきらしい鬼神でもあるのだ。
本書は、仏像から聖母マリア、ルネサンスの貴婦人、近代名画のサロメ、シュリーマン発見の財宝などを東西に訪ねて、聖なるフィギュアを飾った、ジュエリーから携帯ストラップまでを、豊富なカラー図版や楽しいイラストとともに、読み解きます。
これまでのシルク・ロードを超え、日本、西域、インド、ペルシア、トルコ、イタリア…筆者が踏破した「ジュエリー・ロード」を旅しながら、宝石と装飾から発見される、常識をくつがえす魂の文明史!
「国宝・阿修羅」像の見方が360度変貌する、待望の書。「中学生以上のすべての人に」の好評シリーズの最新刊!
よく見れば、金色の胸飾りに花柄の巻きスカートの阿修羅像。仏像やマリア様のジュエリーから携帯ストラップまで、宝石と装飾から発見される、常識をくつがえす魂の文明史
■目次
キラキラへのイントロダクション―「輝き」をデザインできる人間の力
第1章 阿修羅ジュエリーの発見―「飾る」デザイン力
第2章 シルクロードからジュエリーロード―宝石の道と王妃たち
第3章 「花」と「星」のアシュラ―ペルシアから奈良
第4章 マリア様と貴婦人の真珠の髪飾り―イタリア・ルネサンスと東方貿易
第5章 サロメと仏像のストラップ―祈りのジュエリー
結びのことば―さらなる旅に向かって
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:八木 慎一