『LLブックを届ける――やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ』
藤澤 和子/服部 敦司 編著 20090325 読書工房,327p.
last update:20100712
■藤澤 和子/服部 敦司 編著 20090325 『LLブックを届ける――やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ』,読書工房,327p. ISBN-10:4902666200 ISBN-13:978-4902666205 \2520 [amazon] /[kinokuniya] ※
■内容
「LLブック」とは、知的障害や自閉症の人などが読みやすくわかりやすい本をめざして編集された本のことで、スウェーデンをはじめ、欧米では普及しはじめている。日本での普及をめざし、図書館員・教員・施設職員・ボランティア・研究者などが書き下ろした日本で初めての入門書。
■目次
1 はじめに 知的障害や自閉症の人たちの読書をひらく
2 ヨーロッパから世界へ―やさしく読める本の出版と図書館サービスの潮流
やさしく読めることの意義とスウェーデンのLLブック出版
オランダの読書に障害のある子どもへの図書館サービス
世界のやさしく読める本―「世界のバリアフリー絵本展」から
3 どうなっている? 知的障害や自閉症の人にとっての読書環境
施設への読書環境に関する調査
本人たちの声―読書経験や本についてインタビュー
図書館の障害者サービスの歴史からみる展望
4 読書環境を改善するための取り組み
[サポートセンター]知的障害のある人へのわかりやすい情報提供サービス
Let's Try 1 わかりやすいお知らせをつくってみよう
[施設]読書支援とオリジナルLLブックの制作
Let's Try 2 オリジナル写真絵本(LLブック)をつくってみよう
[施設]絵本の読み聞かせや紙芝居で読書の楽しみを
Let's Try 3 読み聞かせをやってみよう
[特別支援学校]図書室を子どもたちにとって魅力ある場所に
Let's Try 4 移動図書館をやってみよう
[公共図書館] 知的に障害のある人への図書館サービス
5 わかりやすさを支援する方法
わかりやすい文章の書き方―知的障害者のための新聞『ステージ』の編集から
読みやすい・わかりやすい図書をマルチメディアDAISYに
知的障害者とマルチメディアDAISY
マルチメディアDAISYの製作現場から
Let's Try 5 マルチメディアDAISY図書を読んでみよう
写真・絵・シンボルによるわかりやすい情報提示
巻末資料(おすすめの本、LLブック・マルチメディアDAISY図書リスト)
索引
■著者について
ふじさわ・かずこ=1955年京都府生まれ。2008年3月まで京都府立向日が丘養護学校などにおいて知的障害・自閉症の子どもたちの教育に携わり、現在、京都府立聾学校に勤務。視覚シンボルなどのAAC(補助代替コミュニケーション)を使ったコミュニケーション支援の研究や実践を続けている。「知的障害や自閉症の人たちの読書活動を進める会」代表。 著書に、『日本版PIC活用編』(編著 ブレーン出版)、『あそんでsつくってコミュニケーション!―PICシンボルとJIS絵記号を活用した特別支援教育のための教材集』(共著 エンパワメント研究所)などがある。スウェーデンのLLブックを翻訳した『リーサのたのしい一日』『山頂にむかって』(愛育社)の監修も手がけている。 はっとり・あつし=1962年大阪府生まれ。緑内障のため12歳で失明。大阪市立盲学校から大谷大学(京都市)を経て、1990年大阪府枚方市に図書館職員として入職。現在、枚方市立中央図書館に勤務し、障害者サービスを担当。近畿視覚障害者情報サービス研究協議会(点字図書館、公共図書館約50館が加盟)事務局長。特定非営利活動法人バリアフリー資料リソースセンター(BRC)理事長。
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治