『グローバリゼーションと人間の安全保障』
アマルティア・セン 20090201 日本経団連出版,160p.
■Sen, Amartya Kumar 20090201 『グローバリゼーションと人間の安全保障』,日本経団連出版,160p. ISBN-10: 4818528404 ISBN-13: 978-4818528406 \1800 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
グローバリゼーションは決して新しい現象でもなければ西洋的価値の普遍化でもないことを明らかにし、グローバリゼーションがもたらす果実と潜在機会のより公正で平等な分配による、弱者の生存と尊厳を守る「人間の安全保障」(ヒューマン・セキュリティー)概念を分かりやすく説く。グローバリゼーションによって地上の人々の格差が拡大するのを防ぎ、あらゆる人々の基本的自由と地球公共財の拡大が期待できる社会システムと国際秩序の構築が急務であることを、世界の知性と良心が冷静に訴える。
著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
- Sen, Amartya Kumar(セン,アマルティア)
- 1953年カルカッタ大学プレジデンシィ・カレッジ卒業。59年ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジPh.D.取得。ハーバード大学レイメント・ユニバーシティ教授などを経て98年よりケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学長。ノーベル経済学賞、バハラト・ラトナ賞(インドの宝石賞)など受賞。
- 山脇 直司
- 1972年一橋大学経済学部卒業、上智大学大学院哲学研究科修士課程修了。82年ミュンヘン大学哲学博士。上智大学文学部助教授、東京大学教養学部教授などを経て96年より東京大大学院総合文化研究科教授。
- 加藤 幹雄
- 1959年早稲田大学政経学部卒業。ブランダイス大学(アメリカ)留学。(財)国際文化会館企画部長、常務理事を経て現常任参与。
■目次
訳者前書き
第1章 グローバリゼーション――過去と現在
第2章 不平等の地球規模拡大と人間の安全保障
第3章 文明は衝突するのか――問いを問いなおす
第4章 東洋と西洋――論理のたどり着くところ
解題 センの経済思想と文明思想
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志