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『リバタリアニズムの多面体』

森村 進 20090125 勁草書房,204p.


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森村 進  20090125 『リバタリアニズムの多面体』,勁草書房,204p. ISBN-10:4326154004 ISBN-13:9784326154005 \2580 [amazon][kinokuniya] ※ l04

■内容
もっと多様なリバタリアニズムを。ノージックやハイエクばかりの「自由尊重主義」理解の欠落を埋める。国際学会初のリバタリアニズム・ワークショップを基礎として。
リバタリアニズムは、けっしてアメリカの運動には限られないし、誰か一人か二人の権威ある本家本元に代表される思想ではない。伝統論、ADR、投票、相続税、ケイパビリティ──ノージックやハイエクばかりの「自由尊重主義」理解の欠落を埋める論集。国際法哲学会初のリバタリアニズム・ワークショップを基礎にその多様性を示す。

■目次
第1章 なぜ自由か?
   1.問題
   2.二つの不十分な解答
   3.一つの十分赤い唐
   4.要旨
   5.なぜ普遍性か?
   6.戦争の問題
   7.パレート的リバタリアニズムのユニークさ
   8.ユニークさ?
   9.あらゆる財は生産されたものである
   10.財産についての指針
   11.では、なぜ?

第2章 ハイエクの「行為ルールとしての伝統」論―マッキンタイアの「知的探求の伝統」論との比較検討
   1.序論――問題設定
   2.啓蒙主義的合理主義批判と伝統重視
   3.伝統観――ハイエクとマッキンタイアの相違点I
   4.リベラリズムと伝統――ハイエクとマッキンタイアの相違点Ⅱ
   5.伝統の発展――ハイエクとマッキンタイアの相違点Ⅲ
   6.結論――「行為ルールとしての伝統」間比較の可能性

第3章 古典的自由主義と自由の共和主義的観念
   1.序
   2.自由の四分法
   3.自由の共和主義的解釈
   4.結論

第4章 リバタリアニズムとADR―分散型秩序の構想をめぐって
   1.序
   2.ADRの構図
   3.リバタリアニズムと司法制度
   4.法の生成と公開
   5.強制執行の分散秩序化
   6.結語

第5章 連邦制、政治的無知、足による投票
   1.序
   2.合理的政治的無知の論理
   3.「足による投票」対 投票箱の投票
   4.含意

第6章 リバタリアンな相続税の提案
   1.序
   2.リバタリアンな相続制度
   3.反論と批判

第7章 リベラリズムからの脱却―ケイパビリティーズ・アプローチ
   1.序
   2.線における自由と平等
   3.公的議論に関するロールズとセン
   4.センのアプローチの難点
   5.センとヌスバウムの相違

多面体としてのリバタリアニズム 編著者解説

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:本岡 大和 
UP:20090318 REV:20100718
森村 進  ◇リバタリアンlibertarian/リバタリアニズムlibertarianism   ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
 
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