『動物の解放 改訂版』
Singer, Peter 2009 Animal Liberation, New York
=20110520 戸田 清,人文書院,406p.
last update:20110805
■Singer, Peter 2009 Animal Liberation, New York
=20110520 戸田 清 『動物の解放 改訂版』,人文書院,406p. ISBN-10:4409030787 ISBN-13:978-4409030783 \4620 [amazon]/[kinokuniya] ※ ae c30
■内容
内容説明
革命はここから始まった――世界における動物福祉論の画期となった革命的書物にしてシンガーの代表作。
内容(「BOOK」データベースより)
世界における動物福祉論の最大の画期となり、現在まで重要性を増し続ける革命的書物にしてシンガーの代表作。そのあまりに苛烈かつ論理的な倫理の要求は、われわれ全存在に向けられている。大幅な改稿を施された2009年版にもとづく決定版。
著者について
メルボルン生まれの哲学者、倫理学者。現在、プリンストン大学教授。邦訳に『実践の倫理』『生と死の倫理』『グローバリゼーションの倫理学』ほか。
1956年大阪生まれ。現在、長崎大学環境学部教授。著書に『環境正義と平和』『環境学と平和学』など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シンガー,ピーター
1946年メルボルン生まれ。メルボルン大学卒、1971年にオックスフォード大学で博士号。専門は哲学・倫理学。豪モナシュ大学教授を経て、米プリンストン大学教授。国際生命倫理学会の初代会長
戸田 清
1956年大阪生まれ。大阪府立大学、東京大学、一橋大学で学ぶ。博士(社会学)、獣医師(資格)。日本消費者連盟事務局、都留文科大学ほか非常勤講師、長崎大学助教授を経て、長崎大学環境科学部教授。専門は環境社会学・平和学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
二○○九年版への序文
一九七五年版への序文
第一章 すべての動物は平等である
性と人種の差別からの検討
動物が感じる苦痛
種による差別の拒否
第二章 研究の道具
アメリカ合衆国の動物実験の実態
心理学における動物実験
擬人主義の回避
毒性学における動物実験
動物実験再考の兆し
医学における動物実験
さまざまな実験
なぜ拷問のような実験が可能なのか
科学者たちの反応
規制の欠如
どのような場合に動物実験は正当化できるか
動物実験の代替
第三章 工場畜産を打倒せよ
鶏の運命
過密の産卵鶏
知的な豚の飼育方法
肉用仔牛の飼育の方法
乳牛の運命
肉牛たちは
五つの基本的な自由
動物の苦しみ
屠殺の現場
動物福祉へ
第四章 ベジタリアンになる
生産の非効率と環境破壊
食べることが許される限界
ベジタリアンへの疑問に答える
第五章 人間による支配
キリスト教以前の思想
キリスト教思想
ルネサンスの時代
啓蒙主義運動とそれ以後
第六章 現代のスピシーシズム
「人間が第一だ」
スピシーシズムの口実
植物は苦痛を感じるか
種差別と哲学
結論
付録1 動物解放の三○年
付録2 著者について――シンガーによるシンガー
訳者あとがき
参考文献・読書案内
原注
索引
■引用
■書評・紹介・言及
◆立岩 真也 2022/12/20 『人命の特別を言わず/言う』,筑摩書房
◆立岩 真也 2022/12/25- 『人命の特別を言わず/言う 補註』,Kyoto Books
序章★04
*作成:樋口 也寸志