『失われた場を探して――ロストジェネレーションの社会学』
ブリントン,メアリー 池村 千秋訳 200812 NTT出版,260p.
■ブリントン,メアリー 池村 千秋訳 200812 『失われた場を探して――ロストジェネレーションの社会学』,NTT出版,260p. ISBN-10: 4757142064 ISBN-13: 978-4757142060 \1995 [amazon]/[kinokuniya] p0601
■内容(「BOOK」データベースより)
日本の若者に、いま何が起こっているのか? 学校やハローワークなどの協力 を得て収集されたデータの緻密な分析と、学校現場やロスジェネの若者への丹 念なインタビューから、
学校や職場における「場」の喪失が日本社会に与えた 驚くべき事実に迫るロストジェネレーション論の決定版。
ニート、フリーター、ひきこもり ―─ 日本人の「まじめさ」を支えてきた場の崩壊を乗り越えて、若者たちはどう生きるべきか。
ブリントン教授は緻密な調査研究の成果と豊富な実地体験をもとに、私たち日本人が常識とする若者像を見事に打ち砕いてくれる──山岸俊男
日本の若者たちに何が起きているのか。ロストジェネレーションを生み出した原因はどこにあったのか。
長年日本社会を研究してきたアメリカ人社会学者が、日本人には気づきにくい問題点を鋭くえぐる現代日本のゆがみを見事に描き出した好著です。──苅谷剛彦
実証研究やインタビューの内容、さらには日米比較による論考などの明快さにおいて、本書に勝るものは、そう見あたらない。
本書『失われた場を探して』は、日本の若者研究、そして労働研究に関心を持つ人々にとって必読の、古典となることが確実な名著である。──玄田有史
内容(「BOOK」データベースより)
ニート、フリーター、ひきこもり、ワーキングプア…。「場」の喪失が日本の若者にもたらした衝撃の事実に迫るロストジェネレーション論の到達点。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブリントン,メアリー・C.[ブリントン,メアリーC.][Brinton,Mary C.]
ハーバード大学ライシャワー日本研究所教授。専攻は社会学。シカゴ大学、コーネル大学を経て、2003年より現職。主な研究テーマは、ジェンダーの不平等、労働市場、教育、日本社会など。日本研究歴は三〇年以上。1990年代に日本に長期間滞在し、神奈川県の高校、職業安定所などで丹念な聞き取り調査を行い、日本の経済状況の変化が若者の雇用環境にもたらした影響を研究
玄田有史[ゲンダユウジ]
東京大学社会科学研究所教授。専攻は労働経済学。著書に『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社、サントリー学芸賞)、『ジョブ・クリエイション』(日本経済新聞社、エコノミスト賞)ほか多数
池村千秋[イケムラチアキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■言及
橋口 昌治 20090910 「格差・貧困に関する本の紹介」,立岩 真也・村上 慎司・橋口 昌治 20090910 『税を直す』,青土社,350p. ISBN-10: 4791764935 ISBN-13: 978-4791764938 \2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ t07.
*作成:橋口 昌治