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『過去を忘れない――語り継ぐ経験の社会学』

桜井 厚・山田 富秋・藤井 泰 編 20081210 『過去を忘れない――語り継ぐ経験の社会学』,せりか書房,244p.


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■桜井 厚・山田 富秋・藤井 泰 編 20081210 『過去を忘れない――語り継ぐ経験の社会学』,せりか書房,244p. 2200+税 ISBN-10: 4796702865 ISBN-13: 978-4796702867 [amazon] ※

■内容

 本書は、日系米国人の強制収容所経験から始まり、原爆の被爆体験、ハンセン病回復者の経験、アイヌの被差別経験、部落差別の経験、不登校やユニークフェイスのセルフヘルプグループでの経験、そして薬害HIV事件の経験と多岐にわたっている。これらの経験を通底するものは、支配的物語に回収されない、多様なライフストーリー・ナラティブなのである。

■目次

 語り継ぐとは 桜井 厚

I 歴史的出来事の体験
01 ミニドカを語り継ぐ――日系アメリカ人のインターンメント経験とジェネラティヴィティ   小林 多寿子
02 原爆の記憶を継承する――長崎における「語り部」運動から   高山 真
03 ある医師にとっての「薬害HIV」――「弱み」を「語り」「聞き取る」   南山 浩二
04 「薬害HIV」問題のマスター・ナラティブとユニークな物語   山田 富秋
  コラム 戦争の実相を語り継ごうとする者たち――戦場体験放映保存の会の試み   八木 良広
  コラム 〈沖縄戦〉を語り継ぐ――平和ガイドという試み   齋藤 雅哉

II 苦悩と危機の人生経験
05 「生活者」としての経験の力――国立ハンセン病療養所における日常的実践とその記憶   有薗 真代
06 記憶の保存としてのハンセン病資料館――存在証明の場から歴史検証の場へ   青山 陽子
07 死の臨床における世代継承性の問題――ある在宅がん患者のライフストーリー   田代 志門
08 日常生活を導くナラティブ・コミュニティのルール――顔にあざのある娘を持つ母親のストーリー   西倉 実季
09 居場所をめぐる父親たちの苦悩と自己変容――不登校の子どもの親の会から   加藤 敦也
  コラム マンハイムの世代論と「語り継ぐこと」   片桐 雅隆

III マイノリティ当事者/非当事者の経験
10 アイヌの若者たちの語りに接して――聴き手の衝撃と認識の変化   仲 真人
11 差別を語り継ぐ困難――「部落」というカテゴリーの変容   桜井 厚
  コラム ウェブサイト「川崎在日コリアン生活文化資料館」   橋本 みゆき

あとがき 山田 富秋・藤井 泰


*作成:北村健太郎
UP:20090304 REV:20100707
山田 富秋  ◇薬/薬害  ◇セルフヘルプ・グループ  ◇BOOK
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