『〈石牟礼道子全集・不知火〉第14巻 短編小説[たんぺんしょうせつ]・批評[ひひょう]』
石牟礼 道子 20081130 藤原書店，603p.
Last update: 20100420
■石牟礼 道子 20081130 『〈石牟礼道子全集・不知火〉第14巻 短編小説[たんぺんしょうせつ]・批評[ひひょう]』，藤原書店，603p ISBN-10: 4894346591 ISBN-13: 978-4894346598 \8500+税 ［amazon］／[kinokuniya] ※
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■目次
I 短篇小説
から傘とスープ 12
寒冷紗の風 21
白い鷹 28
釣 り 33
ユルペリ小母さん 39
七 夕 44
木 霊 58
赤い夕陽 76
笑い山姥[やまんば] 105
嘘トカゲ 108
ゆり籠[ご] 112
Ⅱ 人物評
細川一先生 132
野呂邦鴨――いま何を書くべきか 138
野呂邦鴨――感性の詩人 144
水俣の人々 147
砂田明――新しい民間伝説の創生 151
砂田明――鈴鉦のひびき 153
上野英信――『現代人物事典』 156
上野英信――いのちのつやとは 158
上野英信――み民われ生けるしるしあり 170
上野英信――ひかりの露に 174
上野英信――追悼文 178
上野英信――お茶碗洗える英信さん 181
荒畑寒村さん 185
北林谷栄さん 191
丸木俊さん 195
橋川文三さん 199
林竹二さん 203
水上勉――生死の涯から 212
水上勉――重なる波の南無阿弥陀仏 217
イバン・イリイチ 219
石田晃三さん 223
八田昭男さん 226
井上光晴さん 228
久本三多さん 231
谷川雁――在りし日のこと 234
谷川雁――護符 238
谷川雁――反近代への花火 242
沢井一恵さん 249
大倉正之助さん 251
鶴見和子さん 253
白川静先生 256
梅原猛先生 260
田上義春さん 264
Ⅲ 作品評
村上信彦『明治女性史（上）文明開化』 268
映画『地の群れ』（熊井啓監督） 271
映画『水俣』（土本典昭監督）（一） 273
映画『水俣』（土本典昭監督）（二） 277
大鹿卓『谷中村事件』 280
『塩田武史写真報告 水俣――深き淵より』 294
山上徹二個展 295
土本典昭『映画は生きものの仕事である』 296
映画『不知火海』（土本典昭監督） 302
有吉佐和子『複合汚染』 305
映画『水俣病――その二○年』（土本典昭監督） 307
河野信子『火の国の女・高群逸枝』 309
ユージン・スミス写真展 310
『高群逸枝全集』ほか――自分がこれから読みたい本 312
『人間雑誌』 313
熊本ガウディ展 314
島尾ミホ『海辺の生と死』 317
『芥川仁写真集 水俣――厳存する風景』 320
『山本作兵衛炭鉱画集 王国と闇』 320
『女たちの同時代・北米国人女性作家選三 死ぬことを考えた黒い女たちのために』 324
沢井一恵公演 334
『本橋成一写真録 筑豊』（上野英信・趙根在監修） 339
井伏※[魚編に尊]二『黒い雨』 341
『丸木スマ画集 花と人と生きものたち』 345
谷川雁『賢治初期童話考』 348
羽賀しげ子『不知火記』 351
ヒエロニムス・ボッス「三博士の礼拝」 352
『桑原史成写真集 水俣』 355
『鬼塚巌写真集 おるが水俣』 357
倉本聰『ニングル』 362
映画『水俣病――その三○年』（土本典昭監督） 365
『徐廷柱詩集 新羅風流』 366
西浦宏己写真展『与那国島』 371
島尾ミホ『祭り裏』 373
羽賀しげ子『グラフィック・ドキュメント スモン』 376
『櫻井徳太郎著作集』 377
阿部謹也『自分のなかに歴史をよむ』 383
松谷みよ子『ラジオ・テレビ局の笑いと怪談』 386
阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男』 389
シンガポール日本人会『シンガポール日本人墓地――写真と記録』 398
菊畑茂久馬『絶筆』 406
『中尾勘悟写真集 有明海の漁』 408
飯尾都子鉛筆画展 414
江馬修『羊の怒る時』 415
岡田哲也『不知火紀行』 419
『内村鑑三選集』 421
宮沢賢治『注文の多い料理店』 428
志村ふくみ『一色一生』 429
テレビ番組『日本の面影』（ＮＨＫ） 431
映画『病院はきらいだ』時枝俊江監督） 432
『ちくま日本文学全集 宮本常一』 433
山本淑子『野苺の咲く診療所』 439
川那部浩哉『曖昧の生態学』 442
宮沢憲治『鹿踊りのはじまり』 446
『コレクション 鶴見和子曼荼羅』 449
『半永一光写真集 ふれあい・撮るぞ』 450
『井上岩夫著作集』 452
朝日新聞成田支局『ドラム缶が鳴りやんで』 456
白川静『詩経』 457
『松本栄一写真集 死を待つ家』 458
『阿部謹也著作集』 460
『秋元松代全集』 461
Ⅳ エッセイ 1995
鳥獣戯画の趣き
高下駄の草履 475
苦海浄土の世界 480
「魂たち」の海（加納実紀代との対談） 494
春の蜆 522
春の落ち葉 528
夏の記憶 533
独 楽 536
祈りゆるす心――水俣の海から 542
母の手 547
死者たちを背負って 548
ことば・こわね・すがた 557
原初[はじまり]の音 578
解 説「可憐な作品群――荒ぶれた心bleakness[イタリック]をこえて」 三砂ちづる 583
あとがき 石牟礼道子 593
後 記 596
■引用
■書評・紹介・言及
＊作成：森下 直紀