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『サイボーグ・フィロソフィー――『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』をめぐって』

高橋 透 20081031 NTT出版,240p.

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■高橋 透 20081031 『サイボーグ・フィロソフィー――『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』をめぐって』,NTT出版, 240p. ISBN-10: 4757142005 ISBN-13: 978-4757142008 \2835 [amazon][kinokuniya]

■内容

士郎正宗、押井守、神山健治の『攻殻機動隊』、そして森博嗣の『スカイ・クロラ』――これらは、サイボーグやクローン的存在を扱った作品であり、近未来の物語と思われている。けれども最新のテクノロジーは、これらの作品で描かれている世界を現実のものにしはじめている。先端テクノロジーがここ10年ほどのあいだに急速な進歩を遂げ、すさまじいともいえる威力を発揮しはじめているのを目の当たりにすると、驚愕と同時に不安を抱かざるをえないほどだ。

これらのテクノロジーは私たちをどこへ連れていこうとしているのだろうか。私たちは、これらのテクノロジーを受容することで、どのように変容するのであろうか。人間は何になろうとしているのだろうか。人間であるとはどのような意味なのだろうか。あるいはサイボーグであるとは何を意味するのか。それを考えるには、フィロソフィー、すなわち哲学が必要なのだ。

(「BOOK」データベースより)
テクノロジーは、私たちをどこに連れて行くのだろうか。私たちは、どのように変容するのだろう。サイボーグであるとは、何を意味するのか。人間であるとは、どのような意味なのだろう? 人間と物とのあいだを浮遊するポスト・ヒューマンの哲学。

■著者について

高橋 透(たかはし・とおる)
早稲田大学文化構想学部表象メディア論系教授。
1963年、東京都生まれ。早稲田大学文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程満期退学。
著書に『サイボーグ・エシックス』(水声社)、『ドイツ観念論を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)などがあり、訳書にラクー=ラバルト『メタフラシス』(共訳、未来社)、カプート『デリダとの対話』(共訳、法政大学出版局)などがある。

■著者紹介(「奥付」より)

高橋 透(たかはし・とおる)
東京都に生まれる。
早稲田大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻満期退学。
現在、早稲田大学文化構想学部教授。
専攻は、表象・メディア論、とくにサイボーグ論。
著書に『サイボーグ・エシックス』(2006年、水声社)、
訳書にダナ・ハラウェイ『サイボーグ・ダイアローグズ』(共訳、2007年、水声社)、ジョン・D・カプート『デリダとの対話』(共訳、2004年、法政大学出版局)などがある。

■目次

*作成:植村 要
UP:20091230 REV:
身体×世界:関連書籍 2005-  ◇BOOK
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