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『「家族計画」への道――近代日本の生殖をめぐる政治』

荻野 美穂 20081030 岩波書店,362p.


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荻野 美穂 20081030 『「家族計画」への道――近代日本の生殖をめぐる政治』,岩波書店,362p. ISBN-10: 4000224883 ISBN-13: 978-4000224888 \3570 [amazon][kinokuniya] ※ r01 a08

■内容

(「BOOK」データベースより)
子どもを「つくる」かどうかは計画的に決めるもの、という考え方はどのようにして「常識」になっていったのか。その道筋を、明治期から現代までの言説をたどりつつ考察する。子どもの数を調節するための避妊や中絶という生殖技術をめぐって、国家と、女たち・男たちの価値観・思惑はどのように交錯したのか。同時期の海外での言説にも目配りし、多くの資料を渉猟して描き出す労作。

■目次

はじめに

第1章 避妊が「罪悪」だった頃
1 子沢山な明治社会
2 「正しい結婚」としての一夫一妻制
3 夫婦生活における非人へのまなざし
4 新マルサス主義への反応

第2章 「しなければならぬ避妊」と「してはならぬ避妊」
1 サンガーのバース・コントロール運動
2 日本人知識人たちの避妊是非論
3 サンガー来日の衝撃
4 産児調節運動の広がり
5 運動内部の対立と分裂
6 避妊法をめぐる模索
7 「悪疾」論争と「友愛結婚」論争
8 夫婦生活のエロス化と避妊

第3章 堕胎という問題
1 堕児を求める人々
2 妊娠対処法としての通経剤と堕児
3 運動関係者の堕児罪検挙
4 堕児法改正運動

第4章 「産児報国」の時代
1 戦時下人口管理体制の整備
2 目標人口達成への道すじ
3 国民の反応

第5章 国敗れて人口あり
1 人口過剰問題とGHQ
2 産児調節への日本側の考え方
3 優生保護法の成立と中絶合法化
4 受胎調節の国策化
5 政府による受胎調節普及事業への地ならし

第6章 「家族計画」の時代
1 人口政策としての家族計画
2 日本鋼管と企業体の新生活運動
3 地域における家族計画指導
4 受容する側の論理と夫婦のエロス
5 コンドーム優位体制の成立

第7章 「中絶天国」がもたらす問い
1 「いのちを大切にする運動」
2 優生保護法改正運動と胎児の焦点化
3 リブの中絶論
4 水子供養という現象

おわりに

引用・参考文献
あとがき

家族計画関連年表
索引

■引用

■書評・紹介

山根 純佳 2009 「書評 荻野美穂著『家族計画への道――近代日本の生殖をめぐる政治』」,『インパクション』第169号, 99-100.

◆立岩 真也 2009/02/01 「二〇〇八年読書アンケート」,『みすず』51-1(2009-1・2 no.569):-


*作成:岡田 清鷹
UP:20081205 REV: 20090107, 20090812, 20141117 
荻野 美穂  ◇産・生  ◇人工妊娠中絶/優生保護法/母体保護法  ◇人工妊娠中絶・文献  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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