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『戦争は教室から始まる―元軍国少女・北村小夜が語る』

「日の丸君が代」強制に反対する神奈川の会 20080905 現代書館,181p.

last update:20110313

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■「日の丸君が代」強制に反対する神奈川の会 20080905 『戦争は教室から始まる―元軍国少女・北村小夜が語る』,現代書館,181p. ISBN-10:4768434851 ISBN-13:978-4768434857 \1785 [amazon][kinokuniya]

■内容


内容(「BOOK」データベースより)
戦前の教育はすでに復活している。修身=道徳・『心のノート』、体力手帳=『元気アップハンドブック』、愛国心を評価する通信表、歌い継がれる戦争の歌(唱歌)…。押し付けでなくより巧妙に、逆らわない心と丈夫な体づくりが定着している。二〇〇六年十二月から二〇〇七年六月にかけて、六回にわたって開催した北村小夜さんの連続学習会「戦争は教室から始まる―学校の戦前戦後、断絶と連続」の講演録。

■目次


まえがきにかえて

第一回 修身と道徳―より巧妙に、自発的に心とからだがお国に奪われていく
 感想 かつて奪われた「心とからだ」を未だ完全に取り戻せないでいる人一倍の悔しさ

第二回 音楽 歌い継がれる戦争の歌(文部省唱歌 共通教材)―音楽は軍需品 歌は身に付き、人の心を唆す
 感想 人々の統合のために使われる「歌」の胡散臭さ
 感想 山梨県立日川高校生は今でも校歌で「天皇の勅」と歌わせられ続けている

第三回 障害児教育―能力主義を支えてきた特殊教育、支え続ける特別支援教育
 感想 共に生き合う社会は戦争への道に進まない

第四回 勤評・学力テスト―国家統制が強化されるとき、子どもの分断と教師への管理強化は同時に進む
 感想 偏差値で序列化されることに慣らされた感性は、社会格差を是認する土壌になっている

第五回 学校行事 日の丸、君が代、天皇制―行事を通して浸透する天皇制、戦争遂行体制
 感想 天皇制国家を支える臣民の育成教育はいま

第六回 軍国少女を生きて―旗と歌に唆され、無知のゆえ侵略者の役割を果たした
 感想 「教育」は人々をつくり変える装置

戦後教育関係年表
連続学習会「戦争は教室から始まる」を終えて
編者あとがき―戦前と戦後をのり越える道

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20110313 REV:
『戦争の経済学』 ◇「女性・戦争・人権」学会身体×世界:関連書籍 2005-2009  ◇BOOK
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