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『最期の流儀:ガン患者にみる在宅終末期緩和ケアの現実と希望』
種山 千邦 20080808 信濃毎日新聞社,191p.
last update:20101126
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■種山 千邦 20080808 『最期の流儀:ガン患者にみる在宅終末期緩和ケアの現実と希望』,信濃毎日新聞社,191p. ISBN-10: 4784070869 ISBN-13: 978-4784070862 \1200
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※ c09 d01 et t02
■内容
(信濃毎日新聞社のページより
https://info.shinmai.co.jp/book/datafile/003979.php
)
ガンには耐えがたい肉体的な痛みやだるさがあることはよく知られていますが、死への恐怖や不安、残される家族や仕事への心配、存在意義を否定される無念といった心の苦痛をも伴うことはあまり表面に出てきません。こうした心身の苦痛を和らげる医療が「緩和ケア」です。2007年に「がん対策基本法」が施行され、全国に「がん診療連携拠点病院」が置かれるようになった今、「緩和ケア」が注目され始めていますが、さまざまな誤解や認識不足は根強いものがあります。
著者の種山千邦氏は長野県塩尻市で痛みの治療の専門医としてペインクリニック診療所を開業。末期ガン患者の訪問看護と在宅緩和ケアを行っています。本書は14年間にわたるこれまでの在宅緩和ケアの経験と、その間の挫折、悩みを交えながら、在宅緩和ケアの考え方と現状、問題や課題を考えます。
訴えているのは「残された時間をどのように過ごすかを自分で決めることができ、患者さんが自らの「生き方」と「逝き方」に向き合えるように、心身の苦痛を和らげる環境を整えるのが、医師や患者さんを取り巻く人々のなすべきこと」。痛みの治療で特に誤解の多いモルヒネ理解の必要性、ガンの告知、「死」を知る教育など、実際に医療の現場でぶつかってきた問題にも踏み込みました。患者の家族の手記も多く、著者自身が実父をガンで亡くしているため、「肉親を看取る家族の思い」が全編を貫いています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
種山 千邦
医学博士。医療法人稚洲会種山医院院長、理事長。獨協医科大学医学部医学科卒業。獨協医科大学医学部麻酔学講座大学院博士課程卒業。米国カンサス大学医学部麻酔学教室留学。麻酔科標榜医、日本麻酔科学会認定麻酔科専門医・指導医、日本ペインクリニック学会専門医、日本プライマリーケア学会認定医、介護支援専門員。信州大学医学部麻酔・蘇生科委嘱講師、獨協医科大学救急医学講座非常勤講師、日本ペインクリニック学会評議員、甲信疼痛治療研究会世話人、長野県緩和医療研究会世話人、中信地区緩和ケア連絡協議会世話人。専門分野は痛みと自律神経、揺らぎの現象、緩和医療(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
第1章 ガンと診断されたその日から
第2章 私が行ってきた在宅緩和ケア
第3章 終末期緩和ケアとガンの痛み
第4章 ガンを取り巻く心
第5章 スキンシップこそ魂のケア
第6章 緩和ケアが持つ希望とこれからの課題
最終章 「いつもみんな笑っていた」
*作成:
箱田 徹
UP:20101126
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