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『人が壊れていく職場』

笹山 尚人 200807 光文社新書,240p.


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■笹山 尚人 200807 『人が壊れていく職場』,光文社新書,240p. ISBN-10: 4334034624 ISBN-13: 978-4334034627 \798 [amazon][kinokuniya] p0601

■内容(「BOOK」データベースより)

現代の労働者の困窮は、働く権利の問題だけではなく、「貧困」という生活全体の困窮の問題に広がり始めている。本書は、実際に起きた事件から、「法令を守らない使用者」と「立場の弱い労働者」にスポットを当て、格差、ワーキング・プア、貧困問題に風穴をあける取り組みを紹介する。

◎ 概 要 賃金カット、
いじめ、パワハラ、
解雇、社長の気まぐれ etc.
弁護士が見聞した、現代の労働現場の驚くべき実態。
「こんな社会」で生きるために、今、何が必要か。
その、具体的な取り組みを紹介する。

◎ 内容紹介
私は、労働者の側に立って労働事件を取り扱う弁護士として、数多くの「人が壊れてゆく職場」の実態を見聞してきた。
「人が壊れてゆく職場」とは、法の定める権利が無視されている職場であると同時に、労働者の生活ばかりか人格をも大切にせず、これらを蹂躙する職場をイメージして使っている。(「はじめに」より)
現代の労働者の困窮は、働く権利の問題だけではなく、「貧困」という生活全体の困窮の問題に広がり始めている。
本書は、実際に起きた事件から、「法令を守らない使用者」と「立場の弱い労働者」にスポットを当て、格差、ワーキング・プア、貧困問題に風穴をあける取り組みを紹介する。

■目次

はじめに
第一章  管理職と残業代 ---- マクドナルド判決に続け
第二章  給与の一方的減額は可能か? ---- 契約法の大原則
第三章  いじめとパワハラ ---- 現代日本社会の病巣
第四章  解雇とは? ---- 実は難しい判断
第五章  日本版「依頼人」 ---- ワーキング・プアの「雇い止め」
第六章  女性一人の訴え ---- 増える企業の「ユーザー感覚」
第七章  労働組合って何? ---- 団結の力を知る
第八章  アルバイトでも、パートでも ---- 一人一人の働く権利
終 章  貧困から抜け出すために ---- 法の定める権利の実現
おわりに

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

笹山尚人(ささやまなおと)
一九七〇年北海道札幌市生まれ。一九九四年中央大学法学部卒業。
二〇〇〇年弁護士登録。第二東京弁護士会会員。東京法律事務所所属。
弁護士登録以来、「ヨドバシカメラ事件」など、青年労働者、非正規雇用労働者の権利問題を中心に事件を担当している。
共著に、『仕事の悩み解決しよう!』(新日本出版社)、『フリーターの法律相談室』(平凡社新書)、『中学 高校『働くルール』の学習』(きょういくネット)、監修に『しごとダイアリー』(合同出版)などがある。

■言及

橋口 昌治 20090910 「格差・貧困に関する本の紹介」,立岩 真也・村上 慎司・橋口 昌治 20090910 『税を直す』,青土社,350p. ISBN-10: 4791764935 ISBN-13: 978-4791764938 \2310 [amazon][kinokuniya] ※ t07.


*作成:橋口 昌治
UP:20090902 REV:
労働  ◇貧困・格差関係の本  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK 
 
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