『イスラーム世界研究マニュアル』
小杉 泰・林 佳世子・東長 靖 編 20080710 名古屋大学出版会,600p.
■小杉 泰・林 佳世子・東長 靖 編 20080710 『イスラーム世界研究マニュアル』,名古屋大学出版会,600p. ISBN-10: 4815805946 ISBN-13: 978-4815805944 3990 [amazon]/[kinokuniya] ※
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内容紹介
【誰でもアクセスできる「知」の見取り図】
今日、イスラーム世界の存在がクローズアップされ、それに関する情報も飛躍的に増大している。本書は、歴史と現在をともに視野におさめ、最も信頼できる知識を凝縮、誰でもアクセスできる「知の見取り図」を提供すると同時に、研究の先端へと進んでいける「学びのマニュアル」である。
【本マニュアルを役立てつために(本書の使い方)】
I.すぐに何かを調べたい方に
仕事や研究で、イスラームやイスラーム世界に関する情報がすぐに必要な方は、本マニュアル中の「主題・地域・項目インデクス」から探しているテーマを見つけ、そこから詳細な情報を入手することができます。また、すぐに使えるリソースや調べ物のツール(辞書や文献、ネット上の情報リソースなど)などがきわめて豊富にあげてあります。
II.これから勉強を始める方に
イスラームやイスラーム世界に興味を持って、これから勉強してみたいという方にも本書は役立ちます。まず、「目次」で本マニュアルの全体像を見て、それぞれの主題に進むか、「主題・地域・項目インデクス」でもっとも関心の深いところを見つけて読み進めるとよいでしょう。次いで、関連する項目を読み進めることで、より立体的な知識を得ることができるよう構成されています。
III.研究者をめざす方に
これから学部の専門課程や大学院に進んで、イスラームやイスラーム世界に関する研究をしていこうと考えている方には、ご自分が一番関心を抱いている主題に関する項目を熟読し、そこにあげられた文献に直接あたっていく、という手順をお勧めします。また、本マニュアル中の「研究キーワード100」は、これまでの研究史を踏まえて、研究者が知っているべき用語の基礎知識を問い直したものですので、ぜひご覧ください。
IV.ゆっくり、じっくり勉強しようという方には
とことん、じっくり学ぼうとお考えの方にお勧めしたい、道を究める本マニュアルの使い方は、これを最初から終りまで読む、ということです。なぜかといえば、本マニュアルには、諸分野の専門的知識・常識が驚くべき濃度で集積されているからです。いわば、イスラーム世界研究に関する知の達人たちの知見が、ここには凝縮されているのです。しかも、これまで蓄積された研究がどのようなものであるかだけでなく、今後探究すべき分野、主題が何であるかにも踏み込んで言及されています。本マニュアルを読み通せば、大きな知の眺望が得られるに違いありません。
内容(「BOOK」データベースより)
飛躍的に増大した、イスラーム世界に関する情報の中から、最も信頼できる知識を立体的に案内。誰でもアクセスでき、さらに研究の先端へと進んでいける待望の一冊。通読してイスラーム世界をめぐる知の状況を把握する、という使い方だけではなく、「マニュアルとして」引いたり、必要箇所だけを参照する、という使い勝手がよいように編集されている。
■目次
I 研究案内
1 道具類
2 イスラーム学、イスラーム研究
3 イスラームの時空間――歴史、文明、地域
A 歴史 B 文明と文化 C 地域
4 政治、経済、社会
5 民族と宗教
II 研究キーワード100
III イスラーム・知の年表
IV イスラーム世界と諸国の概要
V 海外文献調査ガイド
■
◆小杉 麻李亜 2008/07/** 「イスラーム・知の年表」
449-484