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『臓器は「商品」か――移植される心』
出口 顕 20080711 講談社,207p.
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■出口 顕 20080711 『臓器は「商品」か――移植される心』(講談社現代新書),講談社 207p. ISBN-10: 4061495496 ISBN-13: 9784061495494
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■内容
(「BOOK」データベースより)
心臓移植を受けた患者が、自分の中にもう一人の自分を感じることもある――。臓器移植を思想としてとらえ直す。
著者略歴
(「BOOK著者紹介情報」より)
出口 顕(でぐち・あきら)
1957年生まれ。筑波大学比較文化学類卒業。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中退。現在、島根大学法文学部教授。博士(文学)。専攻は、文化人類学。主な著書に『名前のアルケオロジー』紀伊国屋書店、『誕生のジェネオロジー』世界思想社。などがある
■目次
第一章 アンパンマンと臓器移植 7
アンパンマンの顔の取り替え
アンパンマンと臓器移植
ドナーとしてのアンパンマン
アンパンマンの心のありか
アンパンマンの比較民族学
アンパンマンと日本文化とのつながり
第二章 商品と記号 31
臓器移植の人格観
商品化する身体
何故献血はいいのか
記号としての身体
モースの贈与論
レヴィ=ストロースの理論と女性の交換
商品と記号のロンド
代替不可能な関係性の賦与と剥奪
臓器提供への賛否
ギリシアの死
第三章 人間と動物 65
臓器移植と異種移植
ドナーとしての豚
ひとぶた
ネズミ人間
イギリスのブタ人間
スウェーデンの事例
ギリシァの事例
消極的な配偶子提供
第四章 対偶関係の論理 95
心(臓)変わり
記憶する心臓
A=AからA=A+Bへ
冗談関係の起源神話
ドナーの遺族にとっての対偶関係
侵入者
ジャン=リュック・ナンシーの体験
わたしにとって他者となるわたし
アイデンティティの逆説
コロラド大学病院で肝臓移植手術をした患者のケース
第五章 想像の共同体 127
匿名の関係
人種差別の臓器移植
ドナーの家族の苦悩
臓器泥棒
種的同一性
関係性による同一性
ヴェゾのエスニシティ
ブリコラージュとリサイクル
第六章 移植と日本交化諭 161
脳死・臓器移植に対する抵抗感
梅原猛の見解
あいまいな比較のレベル
赤ん坊の心臓摘出
イギリスの事例
欧米の二元論?
波平恵美子――文化人類学の視点?
軽視された比較
法医学教室の検死解剖
臓器提供と献体への抵抗
日欧比較
厳密な議論に向かって
日本文化論
二元論対一元論再考
注 196
あとがき 204
*作成:
植村 要
UP: 20100127 REV:
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臓器移植 (organ transplantation)/脳死
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