『収容所文学論』
中島 一夫 20080610 論創社,331p.
last update:20110413
■中島 一夫 20080610 『収容所文学論』,論創社,331p. ISBN-10:4846007278 ISBN-13: 978-4846007270 \2625 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
この息苦しい時代は、「収容所」と呼ぶのに相応しい。気鋭が描く「収容所時代」を生き抜くための文学論。石原吉郎、パゾリーニ、志賀直哉、柄谷行人、〓(すが)秀実から現代文学の旗手たちである村上春樹、阿部和重、中村文則、星野智幸、そしていまの状況まで縦横無尽に批評する、闘うための「批評」の書。
■目次
媒介と責任―石原吉郎のコミュニズム
疲労の報酬
嫉妬と民主主義
プロレタリアートはどこへ行ったのか―パゾリーニの暴力
踏切りを越えて―志賀直哉の“幼女誘拐”
柄谷行人とフーコー
隣接に向かう批評―〓(すが)秀実の“六八年”
空虚と反復―村上春樹の資本主義
汚辱に塗れた人々の生―阿部和重『シンセミア』を読む
『グランド・フィナーレ』を少女愛抜きで!
社会学化した現在―中村文則『銃』を読む
滅びようと望む人間たちの向かう先には
新日本零年―星野智幸『無間道』を読む
90年代批評とは何だったのか―柄谷行人と批評の空間
転向の現在と批評―「自分探しの旅」を降りるための必読批評
文芸批評批判序説
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:大谷 通高