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『学問とは何か――「マックス・ヴェーバーの犯罪」その後』

羽入 辰郎 20080630 ミネルヴァ書房,578p.

last update:20111210

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■羽入 辰郎 20080630 『学問とは何か――「マックス・ヴェーバーの犯罪」その後』,ミネルヴァ書房,578p. ISBN-10:4623051064 ISBN-13:978-4623051069 \6000 [amazon][kinokuniya] ※ wm06

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
ネットで繰り広げられてきた『羽入‐折原論争』に対して、6年間の沈黙を破り、今初めて鉄槌を下す。学問とは、それに従事する人間、及び、それに従事しない人間にとって一体何を意味するのか。この大学紛争のきっかけとなった根本的問いに対して、それに答えるべきであった折原浩氏の学問の惨状を明らかにし、返す刀で、学問とは人間にとって何を意味するのか、という問いへの答えを試みる。紛争に遅れてきた世代に属する著者による、大学紛争において根本的に問われたラディカルな問いへの解答。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
羽入 辰郎
1953年新潟市に生まれる。1975年埼玉大学教養学部卒業。1976年日本社会事業学校研究科卒業。1989年東京大学教養学部教養学科・教養学科第二(地域文化)・ドイツ分科卒業。1995年東京大学人文社会系研究科・倫理学専攻・博士課程修了(博士・文学)。1999年青森県立保健大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

はしがき
凡例

序 本書出版の理由
 第一節 出版の経緯
 第二節 マックス・ヴェーバーが主張した、学者としての「知的誠実性」
 第三節 人格の核心部分の虚偽
 第四節 痴漢は一度でもやったら痴漢では?
 エピソード(一)――橋本努ホーム・ページでの拙著批判に対する反批判
 エピソード(二)――学生時代、ゼミで自分の意見を言えなかった折原浩

第1章 英訳聖書に関する議論のトリック
 第一節 ヴェーバーの主張
 第二節 アリバイの崩壊(その一)
 第三節 アリバイの崩壊(その二)
 第四節 “calling”とはひとつも訳されていない英訳聖書における「ベン・シラの知恵」
 第五節 NEDの「コリントI」七・二〇
 第六節 折原浩の“calling”概念に関する批判に対する反批判
  (1)「唯『ベン・シラの知恵』回路説」という非常識な説を取っていたのはヴェーバー
  (2)英訳聖書を調べて確認するには及ばない?
  (3)「コリントT」七・二〇は「定点観測点」?
  (4)羽入側のヴェーバー批判の内容までも勝手に組み込んでしまう便利な論理
  (5)「辞典の『理念型』的区別」は無視して構わない?
  (6)丸山尚士の文献調査について
 第七節 ヴェーバーの主張の全否定に終わる
 エピソード(三)――安藤英治先生と妻
 エピソード(四)――東大山中湖事件

第2章 “Beruf”概念でのトリック
 第一節 ヴァイマール版ルター全集
 第二節 “Beruf”概念をめぐるアポリア
 第三節 “Beruf”という語の二つの用法と「コリントI」七・二〇
 第四節 ヴェーバによるアポリアの回避
 第五節 資料による検証
  (1)「コリントI」七・二〇における“Beruf”?
  (2)翻訳の時間敵前後関係に関するヴェーバーの論点
 第六節 折原浩の批判に対する反批判
  (1)牧野雅彦氏の解釈
  (2)折原にとって不都合な点
  (3)「空間的」揺れ?
  (4)「終末論的に動機づけられた勧告」は「コリントI」七・二〇ではない?
  (5)架橋句は「コリントI」七・二〇ではない?
   (1)さらに続く詭弁
   (2)折原の注の残りの部分
  (6)現在完了だからルターが主語の文章であっても、ルターは死後のことまで言える?
   (1)初級文法的間違い
   (2)論拠なしの恣意的訳文の提示
  (7)「箴言」二二・二九を“Beruf”と訳することは「わざ誇り」を引き出しやすいのでルターは“Geschaft”と訳した?――ヴェーバーが一言も言っていないことを言い出す
  (8)なぜそんな大事なことをヴェーバーは書かなかったのか?
  (9)「翻訳者達」とは書いたが、ヴェーバーの重視しているのはルターのみ
  (10)折原の主張は矛盾だらけ
  (11)推理小説仕立ての伏線が読み取れないという恐るべき“読解音痴”
 エピソード(五)――恐るべき素人の読者

第3章 フランクリンの『自伝』に関するヴェーバーのトリック
 第一節 理念型
 第二節 フランクリンの道徳的訓戒の功利的傾向
 第三節 「神の啓示」の謎(その一)
 第四節 「神の啓示」の謎(その二)
 第五節 折原によるRevelation(啓示)についての詭弁
 第六節 butは「しかし」ではない
 第七節 意味上は正反対の証拠の混同?
 第八節 「啓示」の論拠の崩壊
 第九節 個人の「幸福」に対するフランクリンの倫理の非合理的超越
 第十節 フランクリンの『自伝』におけるコンテキスト
 第十一節 「箴言」句引用直後のフランクリンの言葉の削除
 第十二節 「勤勉を富と名声を得る手段と考え」ていたのは、恰好な表現?
 第十三節 「富と名声」に関する折原の詭弁の上塗り
 第十四節 フランクリンの言葉を切り抜けるための折原の詭弁(その一)「富」
 第十五節 フランクリンの言葉を切り抜けるための折原の詭弁(その二)「名声」
 第十六節  micht nur...sonder (auch)が読み取れない哀しいドイツ語力
 第十七節 「不当前提」という言葉の意味も分からない
 第十八節 ドイツ語初級文法をもう一度やり直すこと

第4章 「資本主義の精神」の理念型構成のトリック
 第一節 「資本主義の精神」の構成
  (1)他の全ての説明の可能性の排除
  (2)「資本主義の精神」
  (3)大塚久雄の“誤読”
  (4)ルターの“Beruf”概念への遡行
 第二節 反論
 第三節 削除
 第四節 「予定説」の神をフランクリン自身が信奉していたわけではない
 第五節 学者としての致命的加筆
 第六節 折原による弁護
 第七節 前著の第三章と第四章は矛盾している、という批判に対して
 第八節 『倫理』論文の基礎的二次文献も読んでいない

第5章 4冊目の羽入批判本
 第一節 四冊目の折原本
 第二節 羽入の学位論文より、折原の『学問の未来』の方がお粗末である場合には、一体どうなるのか?
 第三節 事実を捏造する得意の妄想癖
 第四節 病的
 エピソード(六)――折原浩にとってのロドス

終章 学問の意味
 第一節 大学紛争最大のデマゴーグ・折原 浩にとっての学問
 第二節 権威主義者・折原
 第三節 素朴な疑問
 第四節 一人で立つということ
 第五節 テーマを持ってしまう、ということの恐ろしさ
 第六節 古典の意味
 第七節 学問とは何か

あとがき
文献目録
事項索引
人名索引

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20111210 REV:
Weber, Max  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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