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『精神看護という営み――専門性を超えて見えてくること・見えなくなること』

阿保 順子 20080510 批評社,206p.

last update:20110406

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■阿保 順子 20080510 『精神看護という営み――専門性を超えて見えてくること・見えなくなること』,批評社,サイコ・クリティーク,206p. ISBN-10:4826504829 ISBN-13:978-4826504829 \1575 [amazon][kinokuniya] ※ m.

■内容

・(「BOOK」データベースより)
精神看護とは何か。精神看護の実践をとおして苦悩の存在を理論的・臨床的に明らかにする。

・(「MARC」データベースより)
統合失調症患者への看護や、認知症、アルツハイマー、人格障害、身体の問題に関する研究的試みをとおして、精神看護と看護の専門性について考察した書。精神科の市場原理の徹底化への動きの問題点も指摘する。

■目次

第1章 専門性への問い
第2章 統合失調症の人々の看護の方法の模索
第3章 認知症のフィールドワークから
第4章 アルツハイマー患者の意識世界―全てを失って得る他者とのピュアなつながり
第5章 人格障害の看護から
第6章 身体論への傾倒
第7章 身体は誰のものか?――ヒト・人・人間
第7章 精神科クリニカルパス批判―市場原理の徹底化への動き
補章 死のメンタルヘルス

■引用

 「統合失調症という病気を説明する医学書はあまりにも難解なものが多い。かといって、医学生のテキストになっているものは、医学用語の羅列で、「ふ〜ん」としか言いようのないもので、これで臨床現場で看護ができるのかどうか大いに疑問で<0033<あった。患者さんを集団ではなく個々の人間として理解するということからは、とても遠く感じられたのである。
 そんななかで、記述されている言葉の美しさもさることながら、臨床現場で目にする患者さんにぴったり当てはまる本に出会った。それが中井久夫の統合失調症の精神病理を明らかにした本である。彼の著作集が出る以前、東大出版会から刊行されていた『精神分裂病の精神病理』がそれである。この本はシリーズもので、膨大であり、中井の論文が入っていたのが何巻であるのかはすでに記憶にない。永田俊彦の精神分裂病の急性期を過ぎた後の疲弊期に関する文献(『分裂病の精神病理と治療』星和書店、『精神分裂病』人文書院)もまた、いつもはている患者さんの状態像をとてもよく表していた。」(阿保[2008:33-34])

■書評・紹介

■言及


立岩真也 2013/12/10 『造反有理――精神医療現代史へ』,青土社,433p. ISBN-10: 4791767446 ISBN-13: 978-4791767441 2800+ [amazon][kinokuniya] ※ m.


*作成:山口 真紀
UP: 20110406 REV:20110504
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