『人間の安全保障』
高橋 哲哉・山影 進 編 20080424 東京大学出版会,279p.
last update:20111111
■高橋 哲哉・山影 進 編 20080424 『人間の安全保障』,東京大学出版会,279p. ISBN-10:4130033522 ISBN-13:978-4130033527 \2800 [amazon]/[kinokuniya] ※ d04 v01 p06 ma w0111
■内容
内容紹介
21世紀の国際社会が掲げる共通の理念・政策課題として、今後の安全保障の柱となり、日本政府が積極的に推進する「人間の安全保障」を分かりやすく解説、その全体像を歴史・文化・経済・社会・政治の視点から多面的に描く。2004年東大駒場に発足した、学問間の壁を乗り越える領域横断的な大学院「人間の安全保障プログラム」最初の成果。
内容(「BOOK」データベースより)
平和と共生の未来へ。国際社会の新たな理念に向き合い叡知を結集―東京大学の挑戦。
■目次
まえがき
序 地球社会の課題と人間の安全保障
I 歴史の教訓
〈誰〉をめぐる問いかけ――マダガスカルの歴史から
なぜ独立国家を求めるのか――ギリシアからコソヴォまで
ジェノサイドという悪夢
U 文化の潜勢力
差別・暴力の表象と他者――エドワード・サイードのメッセージ
読み書きと生存の行方
点字の歴史と構造――声調言語と盲人をめぐるリテラシー
V 経済発展の未来
貧困削減をめざす農業の試練
環境と向き合う知恵の創造
サステナビリティと地域の力
W 社会の再生
越境する人々――公共人類学の構築に向けて
深化するコミュニティー――マニラから考える
「つながり」から「まとまり」へ――中国農村部の取り組み
V 平和の実現
崩壊国家のジレンマ
平和構築論の射程――難民から学ぶ平和構築をめざして
新しい日本外交――「人間の安全保障」の視点から
平和構築の現場――日本は東ティモールで何をしたのか
結|人間存在の地平から―人間の安全保障のジレンマと責任への問い
執筆者紹介
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志